2014年11月16日から30日に読んだ本のまとめ
78. マラソンは「腹走り」でサブ4&サブ3達成 長い距離をラクに走るウルトラ世界記録保持者の教え
マラソンは「腹走り」でサブ4&サブ3達成 長い距離をラクに走るウルトラ世界記録保持者の教え (SB新書)
- 作者: 砂田貴裕
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2014/10/16
- メディア: 新書
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世界記録保持者が教える目標達成の極意
マラソンをラクに速く走るにはコツがある。
http://www.amazon.co.jp/dp/4797376066
そのコツと練習法を徹底伝授!
ウルトラマラソン(100km)の世界記録保持者である砂田さんの著書。
マラソンを始めた人は誰もがやることだと思うのですが、ハーフマラソン、フルマラソン、ウルトラマラソンの世界記録ってどのくらいなんだろう?ということを調べたことがあります。ハーフは58分台、フルは2時間2分台で記録保持者はアフリカ勢がもっているのですが、じつはウルトラマラソンは6時間13分台でこの著者の砂田さん、すなわち日本人がもっているのです。
ちなみに100kmを6時間13分台で走るためには1kmあたり3分44秒で走らないといけないのですが、これは100mを22秒で走るペースです。
短距離しか走ったことがない人であれば「そのくらいの速さだったらじぶんも走れそう」と思うかも知れませんが、わたしはこのペースだと5kmも走れません。このペースでフルマラソンを走りきれば2時間36分台、ハーフマラソンであれば1時間18分台と相当のハイペースで、市民マラソンであれば入賞してもいいくらいの速さです。
そんな速さで100kmを走り抜くなんて想像もつかないのですが、そんな記録を打ち立てたのがこの砂田さんです。
本書の内容はこまかい練習内容についてというよりも、走るときに心がけておくべきことやメンタルを強くもつべきというところが書かれていました。いわゆる精神論を推す内容なのでわりと好き嫌いが分かれそうだなというのが読んでの感想でした。
実際に走る立場としては、走力も大事だけどつらいときこそ最後まで走りきる気持ちの強さも大事だと痛感しているので、書かれている内容にはすごく共感をおぼえます。事実、先日の大田原マラソンではこの本に書かれていた「悪いときには悪いときにがんばることが大事」と言う言葉を思い出して、足が攣っても最後まで走りとおしたくらいなのでこの本のことは気に入っています。
79. ホンダ イノベーション魂!
ホンダ イノベーション魂! (日経ものづくりDVD BOOK)
- 作者: 小林三郎
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2013/12/05
- メディア: 単行本
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成長戦略なら小林に聞け――。
http://www.amazon.co.jp/dp/4822276155
いつの間にか「成長戦略は規制緩和で」ということになってしまったが、本来の成長戦略は新しい価値を生み出して市場を拡大すること。そのためにはイノベーションが不可欠だ。
40歳以上のおっさん、経営者には耳の痛い話がつまった内容でした。
本書は講演の内容を書き起こしたものであり、講演の内容が記録されたDVDも付属しているのですが、わたしはDVDは観ずに本だけを読みました。ただ、観なくても講演の勢いがすごく感じられる内容でとてもおもしろかったです。
40歳を過ぎたらイノベーションは若いやつらにまかせてコントロールする立場に立て!というのはそのとおりだと思うし、経験があることがイノベーションを阻害するというのはなるほどなと納得しました。感覚的に理解・想像していた話がきっちりと言語化されていたことにも感心しました。
80. いちばんやさしい教える技術
- 作者: 向後千春
- 出版社/メーカー: 永岡書店
- 発売日: 2012/04/16
- メディア: 単行本
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わかるように教える教え方には実はおさえておきたいルールがあり、どんなことであっても3つのパターンにあてはめれば、必ず教えることができるのです。
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誰かに教えたり、伝えたりするときに知っておきたいそんな、「教える技術」を、教えることを教えている先生がわかりやすく、やさしく伝えます。実践的に使える1冊。
誰かに何かを教えるというのは日常的に行っていることですが、これがまたうまくいかないことが多いです。
本書はその理由を「教える方法を学んでいないからだ」と喝破しているのですが、たしかによりよい学び方についてはみんな気にしていますが教え方ってあまり考えたことがなかったなといまさら反省しました。
内容はすごく初歩的ですが、「教えるという行為のゴールは相手が教えたことを習得できること」「教えたことができないのは学ぶ側の問題ではなく教える側の問題」という指摘はすごく新鮮でした。誰かになにかを教えたときにその教えたことがなかなか理解してもらえないということをわたしはよく経験していますが、そのときに学ぶ側の怠慢だとか理解不足を原因のひとつとして考えるのはよくないんだなということをあらためて理解しました。
手元に置いておいて何度も読み直したい一冊です。