最近読んだ本の感想(2014/11/1〜11/15)


2014年10月16日から31日に読んだ本のまとめ

78. 毎日4時45分に帰る人がやっているつまらない「常識」59の捨て方


営業は携帯、パソコン、事前アポ不要!上司が頑張れない仕組みをつくれ!日本一“社員”が幸せな会社の“反常識”仕事術。誰でもマネできる社員18人の実践例も満載!『ホウレンソウ禁止で1日7時間15分しか働かないから仕事が面白くなる』の実践版。

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1日7時間しか働かないということは、ただ楽なだけではなく想像している以上に大変なことだということを改めて実感しました。

79. もしも、私があなただったら

もしも、私があなただったら (光文社文庫)

もしも、私があなただったら (光文社文庫)

6年前に会社を辞め、郷里の博多に戻ってきた藤川啓吾。小さなバーを経営する現在の彼には、どうしようもない孤独と将来への漠たる不安があるだけだった。そんな彼のもとへ、ある日、会社時代の親友の妻・美奈が突然訪ねてくる。ほろ苦い過去を引きずりながら再会した啓吾に、美奈は驚くような相談を持ちかけてきたのだった―大人の男女が互いに愛し合うとは一体どういうことなのか?誰もが悩む恋心と性愛との不可思議な関係を卓抜な言葉で解き明かす傑作の誕生。

http://www.amazon.co.jp/dp/4334924948


白石さんの著書ってそんなにすごく好き!というわけではないのですが、寒くなってきたくらいに突然ものすごく読みたくなります。
本書も本棚にずっと置いてあったのですが、先日横目で眺めていたら急に読みたくなってふと手に取ってしまいました。生と死とか、佳境に入りだした人の人生観とかそのあたりがグッと詰まっているためか、死を予感させる冬にすごく読みたくなるのです。

80. 箱根駅伝 襷をつなぐドラマ

箱根駅伝 襷をつなぐドラマ (oneテーマ21)

箱根駅伝 襷をつなぐドラマ (oneテーマ21)

テレビ観戦が100倍楽しくなるインサイド情報!勝負は「花の2区」から「山の5区」へ。元箱根ランナーが描く舞台裏。2015年最新情報も満載!

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走ることが好きになったせいか、ここ数年は箱根駅伝も楽しみに観ています。
箱根駅伝が全国区ではなく、関東ローカルな大会だということを実はさいきんまで知らなかったのですが、その大会に出ることの大変さがものすごく詳しく書かれていて、いままで以上に箱根で走ることのすごさを思い知りました。学内の選抜だけでも大変なのに、他大学との出場校争いも激しいという点は読んでいて胃に穴が空きそうなくらい重かったです。


昨今、日本のフルマラソンが他国に比べて振るわないのは駅伝のせいではないか?なんて言われたりもしていて、駅伝が日本のマラソンをダメにしているなんていう言説も飛び出すこともあるわけですが、たしかに若いうちからハードな練習で負荷をかけるのは壊れてしまうリスクも大きいだろうし、本来は箱根よりももっと長い距離(フルマラソン)や短い距離(400m〜5000m)に適性のある選手が箱根を走りたいがために最適な競技で才能を開花させることなく選手生命を終えてしまうことはもったいないというのはすごくわかるなと思いました。


甲子園に対する批判と似たようなものが箱根駅伝にもあるようですが、この是非については何とも言えないというか、箱根駅伝というスターを生み出すシステムの魔力は選手にとって大きなモチベーションにもなっているわけで、決してそれ自体が悪いわけではないと思うのです。ただその箱根の魅力が強烈過ぎて弊害もあるというのはそのとおりだと思うし、そこは一考の余地があるんじゃないかと思います。


箱根駅伝がいまの形で残り続ける限りは難しそうな気もしますが...。