足底筋膜炎を回復させてくれたのはどの対策?


前のエントリーで書いたとおり、しばらく走るのを休んでいたおかげで足の調子はかなりよくなりました。


ここまで回復したのはたいへん喜ばしいことなのですが、ひとつ気になるのは「足の調子がよくなったのは休んだおかげなのかそれともストレッチのおかげなのか、それとも湿布を貼っていたおかげなのか」ということです。

いずれかの対策に効果があったのか、それともすべての対策に効果があったのか分かっていません。
それはそれでよくなったんだからいいじゃないかという気持ちもあるのですが、ただこれがわからないと次に同じようになったときに今回と同じような対策をとるしかなくなります。それでも悪くはないのですが、せっかくこういう状況になったわけですからそこのところをはっきりさせたいなということでどれがもっとも効果があったのかをそれなりに判断するためのテストをすることにしました。

(1) 現象

足の痛みに対して以下の対策を取ったら改善が確認できた。


[対策]

  1. いっさい走らずに静養した
  2. 毎日ストレッチをした
  3. 毎日湿布を貼った

(2) 分析

ただしすべての対策を同時に行ったために、いずれかの対策が効果的だったのかそれともすべての対策が効果的だったのか効果は明確ではない。そのため、個々の対策を独立して試行してその効果の差異を分析することでどの対策がもっとも効果的だったのかを推測する。

(3) テストパターンに関する考察

試行対象の対策はすべて独立しており依存関係は無し。
そのため、試行の実施有無は他の対策の実施有無に依存することなく任意で選択できる。

名称 走るのを休む ストレッチをする 湿布を貼る
パターン1 × ×
パターン2 × ×
パターン3 × ×
パターン4 ×
パターン5 ×
パターン6 ×
パターン7


3個の対策から1個だけを選んで行うのは3パターン、3個の対策から2個選んで行うのも3パターン、3個の対策すべてを行うのが1パターンなので、全試行パターンは7パターン。そのうち、パターン7の「すべてを行う」は実施済みであり、効果ありという結論が出ているので今回は改めての実施はしない。


各パターンについて簡単にメモ。

  • パターン1は、走るのを休むだけでストレッチはせず、湿布も貼らないという対策
  • パターン2は、今までどおり走ってストレッチは続けるが、湿布は貼らないという対策
  • パターン3は、今までどおり走って湿布は貼るがストレッチはしないという対策
  • パターン4は、走るのは止めてストレッチも行うが湿布は貼らないという対策
  • パターン5は、今までどおり走ってストレッチを続け、湿布も貼るという対策
  • パターン6は、走るのは止めて湿布を貼るが、ストレッチはしないという対策
  • パターン7は、走るのは止めてストレッチをして湿布も貼るという対策


既に実施済みのパターン7をのぞけば残るパターンは6パターンとなる。
これらの各パターンを土曜日から金曜日までの7日間で試行し、整形外科で足の状態を確認してもらってその改善・改悪状況を判断することでその対策が有効だったのかどうかを判定することとする。

ただしその場合、すべてのパターンをテストするためには6週間を要することになり、結果が出るまでに長い時間が必要となる。
また、個人的には極力走る練習を再開して走力の回復に積極的に努めたいと考えているため、優先的に「走るのを休む」というケースは除外して試行を行うこととする。つまり、まずは走りながら試行できるパターン2,3,5を実施し、その結果で有意な結果が出なかった場合にはパターン1,4,6を試行することとする。


もうひとつ、足の痛み緩和とは別にストレッチが体質改善に有効であることはこの3週間で十分判断できているため、ストレッチをしないというパターンも優先順位を落として試行することとする。

(4) まとめ

以下の日程で対策の有効性をテストする。

日程 実施パターン 備忘
6/21-6/27 パターン2 走る:○,ストレッチ:○ 湿布:×
6/28-7/04 パターン5 走る:○,ストレッチ:○ 湿布:○
7/05-7/11 パターン3 走る:○,ストレッチ:× 湿布:○

(5) 課題と対策

(3)のとおり、対策はそれぞれ独立しているためにその実行可否が他の対策の実行可否に影響を及ぼすことはない。

ただしそれぞれの対策を実施した結果、足に疲労もしくは痛みが生じてしまった場合には後続の試行に大きな影響を及ぼしてしまう。そのため、仮に今回の試行の結果、以前と同等かそれ以上の痛みを感じるようになったらその時点で試行を中止して以前と同様、すべての対策を同時並行で実施することとする。

*1:一つも選択しないというパターンがありますがそれは今回除外します