2014年6月1日から6月15日までに読んだ本。
35. オーデュボンの祈り
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/07/01
- メディア: Kindle版
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コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている“荻島"には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?
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とつじょ離島で暮らすことになったある男性の過ごした数日を描いた作品でしたが、現実離れした設定なのにすごくリアリティも感じられるとても不思議な作品でした。
ちなみにこの作品の主人公である伊藤は、重力ピエロの中でちょっとだけ出てきます。
36. フィッシュストーリー
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/11/28
- メディア: 文庫
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最後のレコーディングに臨んだ、売れないロックバンド。「いい曲なんだよ。届けよ、誰かに」テープに記録された言葉は、未来に届いて世界を救う。時空をまたいでリンクした出来事が、胸のすくエンディングへと一閃に向かう瞠目の表題作ほか、伊坂ワールドの人気者・黒澤が大活躍の「サクリファイス」「ポテチ」など、変幻自在の筆致で繰り出される中篇四連打。爽快感溢れる作品集。
http://www.amazon.co.jp/dp/4101250243/
ここ最近読んだ伊坂さんの作品はすべて再読でしたが、これだけは新たに購入しました。
もう読んだことがあったと思いこんでいたのですが、映画で見たことがあっただけで原作は未読のままでした。
本書は短編集ではありますが、短編同士、もしくは他の作品とのつながりのある物語でしてここまで伊坂作品をあれこれ読んできたわたしにはとても楽しめる内容でした。あとはポテチは60分くらいの短い映画として劇場公開されたのでそちらも観ていたので、それを思い出しながら楽しく読み進めました。