ウルヴァリンはカナダで隠匿生活を送っていたが、かつて命を救った大物実業家・矢志田の願いで日本を訪問。東京で再会を果たしてまもなく、病魔に冒されていた矢志田は死亡する。ウルヴァリンは、組織に狙われる矢志田の孫娘マリコを救い、逃避行に出る。いつに間にか恋に落ちる2人。治癒能力を失い、心身ともに傷ついたウルヴァリンは、初めて“限りある命”を意識する。ウルヴァリンの運命は、日本で終焉を迎えるのか…。
『ウルヴァリン:SAMURAI』作品情報 | cinemacafe.net
TOHOシネマズ宇都宮で観てきました。
公開初日に観に行こうと思っていたのですが予定が入っていて観に行けなくて、それからもなんだかんだと都合がつかずあっという間に3週間が経ってしまいました。次に観る映画を考えているときにはぜったいに観ようと思うのですが、急に入った仕事が終わらなくて行けなかったりいざ映画を観ようと調べたら上映時間が合わなかったり、さらにはどうしてもさきに観たい映画が公開されてしまったりして気付いたらこんなに時間が経ってしまいました。
上映もそろそろ終わりでしたので終わる前に観に行けてよかったです。
本作は日本を舞台に繰り広げられる物語であり、キャストだけではなく物語のあちこちに日本にまつわるコトやモノが登場するのですがこれが何かもう「外国人が誤解している日本の姿」みたいな感じでもうおかしくてしょうがなかったです。ただ、世界観がすごくしっかりとしていたためにこれはこれでリアリティがあるというかパラレルワールドとしか思えないような日本に関する描写がとても興味深かったです。
中でも一番おもしろかったのが新幹線の上でウルヴァリンとやくざが戦うシーン。
超高速で移動する新幹線の上でステゴロ一本でウルヴァリンと互角に戦うやくざの強さに感心しつつ、まるでアトラクションのように飛んでくるモノを避けながら戦うところがやけにゲームっぽくて見えておもしろかったです。
あ!
あとはウルヴァリンが「お前汚いから風呂に入れ」と言われておばちゃん二人にお風呂に入れられてごしごし洗われるというシーンもなかなか秀逸でした。とつぜんシュールな映像をぶち込んでくるので油断しているとすごいびっくりするし、ポカーンとしちゃうんですよね(笑)
そんなわけでこの作品を観ていていろいろと思うところはありました。
たとえば上でも書いたとおり世界観を現実に即したものにしようという気概はなさそうですし物語の整合性を取ることにもあまり執着しているようにも見えませんでした。話の展開も気分次第みたいな感じです。ただ、そういった部分がダメなのかというと決してそうではなくて「細かいことは気にせずにこの瞬間のシーンを楽しめ!」と言われているようなそんな気分になりました。
たしかに個々のシーンはおもしろかったので別に不満はありません。おもしろかったです。
ちなみに今回この作品はなんとか時間が取れたので観れたのですが、公開されてから2週間経っても観に行かない映画はだいたい観に行かないことがさいきんよくわかってきました。公開後2週間以内に観ない==そんなに興味がないということかも知れませんし、毎週おもしろそうな作品が公開されている現状を考えると単に観に行くタイミングを失ってしまっただけということかも知れません。
何を書きたかったのかよくわからなくなってきましたが、とりあえず観たい作品は評判なんて気にせずさっさと観に行った方がいいなと反省しました*1。
公式サイトはこちら
*1:あんまり気にしたこともないんですが