タイトルで言いたいことはすべて書いてしまった感もあるのですが、これだけだと何となくさみしいのでもうちょっとだけ。
わたしはブログを書くことと読書を毎日欠かさず続けています。
ブログは2000日ちょっと、読書も同じくらい続けていてここまで続くともはや日課というか生活の一部となってしまっていまさら止められないほど日常に根付いてしまっています。
それとこちらは毎日ではありませんが、週に3〜5日くらい走ることもここしばらくずっと続けています。今のように最低10km以上を走るようになったのはここ半年くらいですが、1日4〜5kmくらいと距離が短かったころを含めるとかれこれ7年くらいは走ることを日課として続けています*1。
ブログについては毎日続けられるかどうか自信がなかったのですが、実際に始めてみたらそれほどストレスなく毎日続けられましたし、読書と走ることについては続けようと思っていたわけではないのですが気付いたら続けていたという感じです。
こんなふうにいろいろと続けられたために「わたしはわりと何かを続けることがわりと得意なんじゃないか」と思ったこともあるのですが、じっさいにはまったくそんなことはなくてほとんど続けられなかったものがわたしにはたくさんあります。具体例をあげると英会話の勉強やサイト作りはまったく続きませんでしたし、スマートフォン用アプリケーション作りもあっという間に飽きてやめてしまいました。
とまあ何でもかんでも続けられているわけではなく、やはり続けられることと続けられないことはあるようです。
そこまで分かったわたしがふと気になったのが「わたしが続けられることと続けられないことを隔てるものはなにか?」ということです。
自分のことだしそんなのはすぐに分かるだろうとたかをくくっていたのですが、あらためて考えてみると「えー、なんだろう?そのことが好きかどうか?」とか「単に続けやすかったから?」なんていうありきたりの、そして同じような答えばかりがグルグルと頭の中をかけめぐり、肝心の答えはなにも出ません。自分のことなのに納得のいく答えがすぐに出てないことがすごく不快だし気になってしまい、毎日走ったり車を運転したり会社までの道を歩いたりしながらあれこれ考えていました。
で、最近ふと思ったのが「続ける以外の選択肢がないときは続けられる」ということに思い至ったのです。
どういうことか具体例を挙げると、たとえばブログを続けようとしたとしていざブログを書こうという段階でそれらしいなにもネタがないということがよくあります。すると普通であればここでいくつかの選択肢が出てきますが、ここでは簡単のために2つの選択肢だけを提示します。
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- ブログを書かない
- なんでもいいからネタを探してブログを書く
要はブログを「書くか」「書かないか」という選択肢があるわけですが、わたしが言いたいのはなにか続けられることに対してはこの選択肢がそもそも存在しないということなのです。この件で言えば「ブログを書かない」という選択肢がそもそも存在しないのです。
人間とは....と一般化し過ぎる怒られそうなのであくまでわたし自身の経験にとどめますが、わたしのような意思の弱い人間はいつだって楽な方の選択を繰り返し選び取ります。いくらブログを書くのが楽しくても、たまには書きたくないときがあるとあっさりと書くことを投げ捨ててしまうのです。
走ることだって、いくら走るのが好きでもたまには気がのらないとかめんどくさいとか理由を付けて走ることを止めようとしてしまうときがあります。読書も「今日はなんか活字に目を通したくない」と一度読むことを止めてしまうと、しばらく読書はしなくなります。
もちろん、好きなことを好きなときに好きなだけやるのが一番です。無理に続ける必要なんて1pmもありません。
無理やり続けることで、大好きだったものを嫌いになることもあるかも知れませんし、それはとても悲しいことだとわたしは思います。
でももし自分で一度続けると決めたことを放棄してしまったとしたら、放棄してしまったことを後悔するときがかならずやってきます。これはわたしの経験上ではぜったいに後悔します。
だから一度続けると決めたことであればなるべく続けたいし、続けるべきだと思います。
どんなに些細なことであってもいいから毎日書く、そう決めたからブログを毎日続けています。
情報をインプットすることは絶対に大事だから毎日本を読み続ける、そう決めたから日夜ひまを見つけては本を読み続けています。
フルマラソンを3時間で走れるようになりたい、そう決めたから日々限界まで追い込んで走っています。
もし自分の中に「やらない」という選択肢が残っていたら、きっといま続けられていることは何一つ続けられなかっただろうと思います。
言い換えれば、わたしのような意思が弱い人でも最初から選択肢を無くすことでいろんなことが続けられるようになります。気の持ちようとかそういうことではありません。選択肢を残すかどうかという選択の問題です。
*1:怪我をしてしばらく走れないことはままありましたけど