「テンパらない技術」読んだよ

「テンパらない」技術 (PHP文庫)

「テンパらない」技術 (PHP文庫)

些細な事ですぐキレる、いつも焦っていて落ち着きがない…。そんな「心に余裕のない人=テンパっている人」が急増している。そこで、テンパらないための「生活習慣&人間関係術」から、それでもテンパってしまったときの「応急処置&反省法」まで、脳科学・精神医学・心理学の最新知識に基づき徹底アドバイス。これ1冊で、「イライラ・バタバタの毎日」が「ゆとりの毎日」に変わる。

http://www.amazon.co.jp/dp/4569678335

わたしは幼いころらストレス耐性が極端に低くて、ちょっと慣れないことをすると途端にいっぱいいっぱいになってしまいました。
やることが一気に増えると何から手を付けていいかわからなくなってしまったり、極度のあがり症で人の視線に少しでもさらされると体が動かなくなってしまうそんなスモールハートな人生を送ってきたのです。

さすがに34歳にもなると仕事でもプライベートでもそれなりのことはこなしてきているので、昔よりはまだがんばれるようにはなっていますが、でもまだまだストレスにさらされると一気にテンパってしまうことはよくあります。


そんな(人間的に小さい)自分にやや嫌気がさしていたということもありまして、少しでもそういう状態にならずに済む方法を求めて本書を手に取りました。


本書は「テンパっているという状態はどういうものなのか?」「どういう原因で引き起こされるのか?」ということを客観的な事実から分析し、そうならないためのコツをいくつかと、そうなってしまうとどういう困ったことが起こるのか?ということが書かれています。

わりと細かくコツや心がけみたいなものが書かれていたのですが、どれもささやか過ぎて(というか既に誰でもやってそうなものが多くて)参考になるものが少ないかなというのが率直な感想でした。もともとわたしはテンパりやすいということもあって、ここまでの34年間で積み重ねてきたうまくやり過ごすための自分なりのノウハウというものもありますのでそういったものとは大差ない内容のような気がしました。


もちろん本書内で上がっているものをすべて実践できればだいぶ改善されるようなものばかりではあるんですが...。


自分のストレス耐性の無さと向き合ってどう改善していこうかというその第一歩を踏み出すきっかけとしてはよい本だと思います。