ちょっとした文章を書くときのフロー

先日、夜にブログを書いていると居間からすすり泣く声が聞こえてきました。

すわ心霊現象か!とおそるおそるのぞいてみると、ハホ*1が両手で顔を覆って泣いておりました。なんだお化けじゃなかったのかと安心しましたが、手で顔を覆って泣く彼女の姿があまりに悲しそうでしたのでどうしたのかと話しかけてみました。

普段であれば仕事から帰ってきていないか、もしくは映画を観に出かけていないか、つまり家にいることのない父親が急に話しかけてきたことにハホはややとまどっていましたが、宿題が終わらないことが悲しくて泣いていると教えてくれました。


どういう宿題なのかと聞いてみると、夏休みの思い出を原稿用紙2枚にまとめるというのがなかなかめんどくさい内容でして、いまのいままでやっていなかったことを責める気持ちと同時にそら泣きたくもなるよねという同情の気持ちもわきあがってきました。

そんな彼女にこういう文章の書き方を教えたのですが、その後のマコ*2のフォローもあってかなりすらすらと文章を書いていました。自分が子どもの頃もそうでしたが、慣れないうちは文章を書くのってすごく重労働でしたし、その割にこんなふうに書けばいいよという具体的な方法って教えてもらわなかった気がします。


今回、ハホに教えたのは「夏の思い出」を書く方法でしたが、これをもう少し一般的な感想を文章を書くときの流れに近づけたのが以下のフローです(これは自分でやっている流れです)。
# あとでフローチャート書いてみます


(感想文を書くときのフロー)

    • 思いつくことを全部紙に書く
    • 書き出した内容からテーマに沿ってそうなものをリストアップする
    • リストアップしたことに具体的なトピックを1つか2つ書けるか?

 →トピックが何も無ければリストから外す(トピックが無い==書きたいことがない)

    • 具体的なトピックを文章にする
    • 時系列、もしくは話したい順番にリストを並べ直す
    • 推敲する
    • 不足があれば最初に戻る


当たり前と言えば当たり前ですが、あらためてフローにしてみると「こういうふうに文章を書いてるのか」と自分の思考フローが明確になったような気がします。

おまけ

ここからはあまりロジカルな方法ではないのですが、書くときにわたしが心がけていることをまとめておきます。

    • 書いたものを読ませたい人を想像して書く
    • 語尾はそろえる
    • 否定よりは肯定、誹謗よりは称賛を書く


もちろん批評を書くのに肯定ばかりというのはおかしいですし、この心がけが一般的に適用できるとは思っていません。ただし、何かの感想や日常的に書く機会のある文章についてはこんな感じで書いた方が読み手に受け入れられやすいですよということでまとめてみました。

*1:長女

*2: