「ダークナイトライジング」見たよ


昼間は大企業のトップを務め、夜はランボルギーニでパーティに繰り出し、美女たちと派手に騒いでは文句を言うホテルはその場で買ってしまう男、ブルース・ウェインクリスチャン・ベイル)。だが、夜も深まる頃、彼は“バットマン”として己の真の姿を解き放つ。己の力を遥かに凌駕する敵・ベイン(トム・ハーディ)が現れ、ゴッサムシティを破壊と混乱に陥れる――。

『ダークナイト ライジング』作品情報 | cinemacafe.net

TOHOシネマズ宇都宮で先行上映をレイトで観てきました。


本作は「バットマンビギンズ」「ダークナイト」と続いてきたバットマンシリーズの3作目にして完結編に位置付けられる作品ですが、「バットマンビギンズ」は未見のまま鑑賞してきました。率直な感想としては過去の作品が未見でも楽しめる内容であることは間違いありませんが、見ていてところどころピンとこないところがあったので、おそらくそういう部分は過去の作品とリンクしているところだったのではないかと思います。

そういった意味でも極力過去の2作品を観てから鑑賞した方がよいと思います。


さて。
本作は上映時間が164分と比較的長尺ですが、その長さをまったく感じさせないとても楽しい作品でした。
上映時間の長い作品があまり好きではない私が、ここまで時間を忘れて観たのは初めてといってもいいほどめずらしいことでして、予告を観て期待していたとおりの傑作だったことにとても満足しています。シンプルかつ気が休まる間を与えずに乱高下を繰り返するストーリーには気が休まる暇がないほど惹きつけられっぱなしでしたし、よどみなく語られる物語からは、なんだかんだ目を離すことができませんでした。


また、映像面でも目をひくシーンが多くて特に導入部で見せた飛行機のシーンはすごくよかったです。
同監督の作品である「インセプション」もそうですが、「こんな映像初めて見たわ...」と思わず口からこぼれ出てしまうほど、見たことのない映像があちらこちらにちりばめられて配置されていたのがとても印象的でした。


全体的にとてもエンターテイメント度の高い作品でした。


ただ、一点どうしても気になったのは、全体的に駆け足過ぎてまるでダイジェストのように展開しているように感じられたことです。上映時間は3時間あったはずなのですが、ところどころがかなり削られているなという印象を受けまして、その部分の描写が足りないというか物足りなさを感じました。もしディレクターズカット版を出す機会があれば、ぜひ観てみたいです。


ちなみに、わたしは前作「ダークナイト」を観た時に「正義ってなんだろうな?」と考えたのですが、本作はさほどそういったことを考えることなく、目の前の物語が展開することを楽しみながら見ることに集中できていたような気がします。

おそらく、それはヒール役のジョーカーとベインの違いそのものだと思うのですが、面倒なので詳しい説明は割愛します*1


あと、今回この作品をIMAXでご覧になった方は軒並みIMAXのすごさに感動されていたのですが、私はIMAX未体験なのでぜひこの作品でIMAX童貞を卒業したいところです。IMAXで「ダークナイトライジング」観たい!
ヒューヒューだよ!


(関連リンク)



公式サイトはこちら

*1:どうでもいい情報ですが、トム・ハーディと私は同い年です