- 作者: 誉田哲也
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2012/04/12
- メディア: 文庫
- クリック: 28回
- この商品を含むブログ (36件) を見る
本書は、あなたに新しい興奮をもたらす。それは、第一章「闇一重」で幕を開ける。男が拳銃で撃たれて死亡する。犯人逮捕が間近となった矢先、司法解剖をした法医学者から連絡が入る。心臓に達していた銃弾は、一度止まってからまた動いたというのだ―。第二章 「蛍蜘蛛」で驚愕、第四章「罪時雨」で唖然、最終章「独静加」で…何を見る?―。
http://www.amazon.co.jp/dp/4575514934/
警察視点で語られる5つのストーリーで構成される短編集ですが、ものすごくおもしろかったです。
無関係に見えた数々の事件の裏側をつなぐある事実。そのつながりが徐々に明かされることで、読み手が頭の中で描いていた予想図が刻々と変わっていくのが本当におもしろくて、読みはじめたらなかなか読む手を止めることができず、あっという間に読み終えてしまいました。
唯一残念なのはラストの展開がやや弱く感じられたというところですが、それでも十分おもしろかったです。
これはすごい!