なばたとしたか原作の映像集「こびと観察入門」に収録されている、人気のカクレモモジリ編、シボリオオチチ編、バイブスマダラ編、ヤマビコビト編の4編を上映――。
『こびと劇場』作品情報 | cinemacafe.net
ワーナーマイカルシネマズ羽生で観てきました。
今年に入ってから急にハホ*1が「こびとづかん」のことが好きになりました。
初めて見た時は何だか気持ち悪いなーと思っていたのですが、ハホの買った本を何となく読んでいるうちにその不気味さも含めて何だかおもしろくてわたしもハマってしまいました。
そんなふうに家族の間で散々盛り上がったいたところで、映画が公開されましたので張り切って映画を観てきました。
本作品の内容を簡単にまとめると4種のこびとたちの生態とその観察方法・内容をまとめたものでして、「こびと観察入門」で書かれていた内容を映像化したような作品だという印象を受けました。

- 作者: なばたとしたか
- 出版社/メーカー: 長崎出版
- 発売日: 2010/09
- メディア: 単行本
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それぞれのこびとの捕まえ方から観察の仕方、また観察が終わってからリリースする方法まで詳しく描かれていてたいへんおもしろかったです。実は内容にはそれほど期待していなかったのですが、くだらないことを本気でやろうという気概と真剣な姿勢が伝わってきてすごくよかったです。
本は繰り返し読んだので、静止画では知っていることばかりでしたが、実際に動作として見るとまた趣があるというか本当にこびとがこの世にいるようなリアリティも生まれたし、映像化したことの価値がすごく感じられました。
また、合間合間に差し込まれるクイズも子どもたちには大うけでして、あちこちから子どもたちの絶叫が出るくらい盛り上がりました。ただ、その子どもの親であろうおっさんが手を叩きながらバカみたいに大声を出して笑い出したときはグーで殴ってやろうと思いました。
さて。わたしは映画を観るまでは「カクレモモジリ」が一番好きでした。
こびとづかん公式ホームページ | こびと紹介(カクレモモジリ)
カクレモモジリはこびとづかんの中で一番有名なこびとだと思うのですが、その緩慢な動きと桃を割って中に入ってその割った部分をお尻で閉じるという習性のくだらなさがわたしの心をわしづかみにしました。
あとは似たような見た目の多いこびとの中にあって、色や姿がとても特徴的で見分けがつきやすいんですよね。
ところが、今回の映画を観てわたしは「ヤマビコビト」のことがとても気に入ってしまいました。
こびとづかん公式ホームページ | こびと紹介(ヤマビコビト)
ヤマビコビトは大きな音が嫌いで、特に人間が大声で放つ「ヤッホー」というのが大嫌いです。
目の前でヤッホーと叫ばれるとトウチンを広げながら激怒して逃げていってしまいますが、その起こった瞬間の表情がすごいおかしくて観ながら吹いてしまいました(笑)
ちなみにトウチンというのは何か?というと、公式サイトのQAに答えが載っています。
頭の先にある触手のようなもので、どんなコビトにもついています。呼吸をしたり、においを出したり、食べ物を食べたりと、コビトの種類によってその役割はさまざまですが、まだわからないことがたくさんあります。
http://kobito-dukan.com/kobito/qa.html
そういえば、この映画はワーナー系列の一部の映画館でしか上映がなくて埼玉の羽生まで観に行きました。
埼玉県北部は仕事で何度か行ったことがあったので初めてではなかったのですが、家族で埼玉に行ったのは初めてでして家族全員そのことに興奮していました。あまり遠出ってしなかったけど、たまにはこういうのもいいかも。
公式サイトはこちら
*1:長女