「POV〜呪われたフィルム〜」見たよ


志田未来は、所属事務所の後輩である川口春奈と共に携帯電話向けの番組「志田未来のそれだけは見ラいで!」を収録していた。毎回、全国の視聴者から投稿された動画を紹介する番組で、その日は本物の心霊現象が映った動画を集めた特集の収録を進めていた。すると、投稿映像に異変が起き始め、モニターには予定されていない映像が流れ出した。それは、春奈が通っていた中学校の映像だった。霊能者から浄霊の勧めを受け、未来と春奈はディレクターの橘、マネージャーの桑田らと共に学校に赴く。だが、そこで2人は恐ろしい事実を知ることとなる――。

『POV〜呪われたフ ィルム〜』作品情報 | cinemacafe.net

TOHOシネマズ宇都宮で観てきました。


志田未来川口春奈が体験した恐怖体験を映画にしました」というお話を題材にしたいわゆるフェイクドキュメンタリーなのですが、それなりに楽しく観られました。携帯電話向けの番組撮影という地味な仕事を同じ事務所の後輩とそつなくこなす志田未来や、学校内で暗い中を逃げ惑う志田未来、さらにひざ下丈という微妙な長さのスカートが死ぬほど似合う志田未来などいろんな志田未来を観ることが出来てその点はたいへん満足しました。


これPOVじゃなくて志田未来川口春奈のPVなんj(以下ry


ただ、どうしても受け入れられなかったのがフェイクじゃないよという主張がうっとうしかったことです。

というのも、これってどう見たってフェイクドキュメンタリーであることは明白なのに、やけに「これは本当の話なんです」的なことを必死に信じさせようという演出が見えてそのあまりの空々しさに急激に冷めてしまうことがありました。冒頭のテキストなんかが特にいい例ですが、作り話を本当の話だと信じさせたいならもっとやり方があるだろ...とツッコまずにはいられませんでした。


「この話は本当の話なんだ」と思わせたいのであれば映像自体でその信憑性を語らせればいいのに、この作品がやっているのは「これってほんとの話なんですよー」という言葉をただ口に出しているのとなにも変わらなくてそれじゃ偽物っぽさが磨き上げられるだけだろ?と。
そのあたりの表現があまり上手ではなかったので、フェイクドキュメンタリーとしてももちろん本物のドキュメンタリーとしても中途半端過ぎて観ててすごくもどかしかったです。


とりあえず志田未来ファン以外は観なくていい気がしますし、逆に志田未来好きであれば観なくてはならない作品だとも思います。


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