「きみはペット」見たよ


職場では左遷、プライベートでは失恋、二重苦に落ち込む傷心のアラサ―・エリート女性編集者、チ・ウニ(キム・ハヌル)。ある日、ダンボールから突然現れた青年イノ(チャン・グンソク)と出会う。イノはウニの「友達」でも「恋人」でもなく、「ペット」になりたいと提案。そこから奇妙な同居生活が始まり…。2003年に日本でもドラマ化された小川彌生の同名漫画を、今度は韓国で映画化される。

『きみはペット』作品情報 | cinemacafe.net

TOHOシネマズ宇都宮でドラマも原作も未見で未読の状態で観てきました。


予告を観ておおよそ予感はありましたが、その期待というか予想というか覚悟してたどおり「チャン・グンソクをどれだけかっこよく見せられるのか」的な映像を撮りたいがために撮ったとしか思えない作品でした。キャストもストーリーもシーンの構成もすべて彼の魅力を引き出すために選ばれて組み立てられているような印象を受けました。

例えば主演のキム・ハヌルはすごくわたし好みの素敵な女性なのですが、ただチャン・グンソクが彼女に惹きつけられたのがいったいどの部分なのか正直ちょっと分からなかったんですよね。容姿でもスタイルでもなさそうですし、結局は単に年上であるハヌルに思う存分甘えることでできる環境に身を置いたことそれだけが彼をその気にさせたのかなくらいにしか思えなかったのですが、逆にいえば特別とも言えないくらいの魅力しかもたない女性がチャン・グンソクをその気にさせることができるという内容なわけですから、チャン・グンソクが好きな人にとっては非常に感情移入しやすいとも言えるんですよね。

ちょっとうがった見方かも知れませんが、そういう意味では作品のすべてがチャン・グンソクに焦点が合わされていたというのもあながち言い過ぎでもないのかななんて思ったのでした。


ではチャン・グンソクのファン以外には楽しめないのかというと全然そんなことはなくて、純粋に映画としてみてもそれなりに楽しめるよい作品でした。どこがおもしろかったかと聞かれても困るけど...。


ただ、ひとつだけ残念だったのは妙齢の女の子がたくさん出てくるのに主演のキム・ハヌル以外は全員さほどかわいくない子ばかりで見どころが無さすぎたということです。なんていうか、かわいくないわけではないのですがみんな顔がバブルの頃の昭和っぽくてなんだか全然惹かれる子がいませんでした。


ま、映画がおもしろかったからいいんだけど。


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