「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」見たよ

デトロイト・タイガースのベテラン投手のビリー・チャペルは、優勝に王手をかけたニューヨーク・ヤンキースを相手にしていた。彼はその前日、20年所属してきたチームからトレードを通告され、さらに5年付き合っていた恋人のジェーンから別れを告げられていたのだった。

ラブ・オブ・ザ・ゲーム - Wikipedia

(注意)
本エントリーは結末に触れている部分もあるので、未見の方はご注意ください。


本作品も「映画を一本おすすめしてください」というエントリーで募集した際に教えていただきました。ありがとうございました(ぺこり)。


本作は、ベテランピッチャーであるチャペルの現役最後の試合を描いた作品でしたがひじょうにおもしろかったです。試合の合間に織り込まれる恋人のジェーンと共に過ごしてきたチャペルの野球人生。その起伏をなぞるようにピッチングの調子を上げ下げしながら展開していく試合の行く末が超気になって最後まで目が離せませんでした。


特に疲れや昔の怪我の影響がでてきて打たれ出した8回以降はもうドキドキがノンストップでして、最終回のラストバッターとしてケンと対峙するシーンはもうここ最近味わったことが無いくらいに興奮してしまいました。ぶっちゃけ、流れ的に最後がどうなるのかはおおよそ予想はついちゃうんですが、それでもちゃんと結末を観るまでは気持ちが落ち着かなくて最後は正座をして真剣に見入ってしまいました。


チャペルの野球人生と最後の試合がまるでフラクタルのような相似関係として描かれていたところがいちばんグッときました。


そしていままでマイベスト・サムライミムービーは「スペル」でしたが、この作品を観てしまったのでこれからはこの作品がベストサムライミムービーになりました。


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