「ニューイヤーズ・イブ」見たよ


1年間で最も煌びやかな夜、何かが起こりそうな予感がする大晦日のニューヨーク。死期が迫った病人と、彼を見守る看護師。去年の大みそかに遭遇した女性と交わした約束を忘れることができない男。以前付き合っていた相手と偶然に再会した男女。ニューヨークのカップルやシングルたちのストーリーが絡み合うロマンティック・コメディー。

『ニューイヤーズ・イブ』作品情報 | cinemacafe.net

TOHOシネマズ宇都宮で観てきました。


大好きなザック・エフロンアシュトン・カッチャーが出るというだけですでにDKF(大興奮)なのに、二人は仲のよい友だちというすばらしい設定でして*1、これだけでご飯3杯はいけそうなくらいにおれ歓喜。さらに「ゾンビランド」以来なので1年半ぶりにアビゲイル・ブレスリンをスクリーンで観られるというまさに俺得なキャストの作品でして、公開2日目にダッシュで観に行ってきました。

ちなみにタイトルのニューイヤーズ・イブというのは日本語だと大晦日のことでして、本作は年の変わり目を街全体で盛大にお祝いするニューヨークを舞台にくりひろげられる群像劇となっています。


さて。たいへんどうでもいい情報をお伝えしたいのですが、わたしは年末が大好きでして毎年12月20日くらいになると年末の浮かれた空気にソワソワしてしまい、仕事やら年賀状なら何も手につかなくなってしまいます。逆に年始は大嫌いでして、年が明けた後の空疎で腑抜けた感じはすごく苦手です。


本作は立場も考えも違うたくさんの人たちが迎えるニューイヤーズ・イブを描いていて、各人が抱えている解決の難しい問題を年末独特の浮き足立った空気の助けを得てちょっとずつ解決していく様子をえがいています。


こういう場の空気を借りるのって、例えるならば「好きな人に話しかけたいんだけど緊張してなかなか声をかけられないのでお酒を飲んだ勢いで話しかける」ようなことだと思うんですね。私の感覚ではそれってちょっとずるい解決方法なんじゃないかと思ってしまうのですが、けれどそれで物事が解決したり、解決しないまでもちょっとでも前進するなら何もしないよりもその方がいいことだと思うし、場の流れに乗じていろんなことが好転する様子は観ていてすごくたのしいなと感じたんですよね。


そしてそんな様子を見ていたら、日本でもニューヨークでも、日本人でもアメリカ人でも年末にワクワクする感覚って変わらないんだなということがわかり、おもわずニヤニヤしてしまいました。街全体が浮き足立って年越しの瞬間を待ちわびるあの空気がとても楽しいと感じたし、観ているだけでニューヨークでいっしょにカウントダウンをしているようなそんな気持ちになってしまいました。



ただ、タイトルも内容もそんな感じなので、12月31日で作品の賞味期限も過ぎてしまうような気もしていて、そこがちょっと心配になってしまいました。もうちょっと早く公開すればよかったのにね。


公式サイトはこちら

*1:実際には電話で話すくらいのやり取りしかなくて一緒のシーンはなかったんですが