1988年9月24日。姉妹らしき少女2人が、部屋を暗くし鏡の前で怖い遊びをしていた。そこにあるものが映しだされていた。やがてこの一家に怪奇現象(パラノーマル・アクティビティ)が襲い掛かり、次第にエスカレートする現象。そして一家のホームビデオが捉えていた驚愕の真実とは。一体彼女たちは何を呼び出してしまったのか――?
『パラノーマル・アクティビティ3』作品情報 | cinemacafe.net
TOHOシネマズ宇都宮にて。
昨年から定期的に公開が続いている「パラノーマル・アクティビティ」シリーズですが、なんだかんだとこれまでの全作品を毎回観に行っています。といっても、このシリーズが好きなわけではなくて、むしろ苦手な部類に入ると思っています。ただ驚かせてキャーキャー言わせることが目的の安っぽい演出や、それも大して怖くないというがっかり感は見終えた後には脱力感しか残しません。
あとは客層もすごく苦手なんですよね。うちの近くだけなのかも知れませんが、この映画を観に来てるほとんどの人たちがワイワイしゃべりながら映画を観てるんですよ。ひとりふたりじゃなくてかなりの割合が「怖いねー」とか「これヤバくね?」とか言いながら観てるんですね。
むしろ、ひとりで観に来てたり黙ってみてる人の方が少数派なんです。超マイナリティ。
さらに今作に至ってはあまりに怖かったのか途中からおえーとえずき続ける人も出始める始末でして、なんでもありとは言えひどすぎるだろ...とハートブレイクせずにはいられませんでした。
ここまで書いてるだけで「なんでまた観に行こうと思っちゃったんだろう?」と不思議でならないのですが、でも今度こそ楽しめるんじゃないかという根拠のない理由がわいてきてなんとなく観に行っちゃったんですよね...。
さて。
そんなわけで今回で4作目となった本作ですが、前作、前々作に比べたらかなり見せ方に工夫が加わっていて意外におもしろいなと感じるところが多かったです。いままでは定点カメラばかりだったのが、扇風機を改造して二つの部屋を映すことのできるカメラを作って視点に動きを与えてみたり、非撮影者の夫婦がじぶんたちのセックスを定点カメラで撮ろうとするというイベントを盛り込んだりと、前作をただ踏襲するのではなく新たな刺激を注入していてそこはなかなか楽しめました。
ただ前作よりはよかったとは言え、そんなにおもしろくはなかったんですけどね...。
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