続けることに意味がある

本日2011年11月1日で、ブログを書き始めてからちょうど6年が経ちました。


そもそもわたしがブログを書き始めた経緯ってなんだっけ?と思って調べてみるとちょうど半年くらい前にエントリーを起こしてました。そのエントリーを一言でまとめるととさほど大きな理由もなくただ何となくという、身も蓋もないわたしらしい理由でした。さすがおれ。

それから2年近く経った2005年の11月1日。

大学の先輩が仙台で結婚式をするということで、久しぶりにみんなで集まれるねーと浮足立っていたことと、友だちとすきやで牛丼を食べて帰ったことだけはよく覚えているのですが、その日の夜に何の前触れもなくわたしははてなダイアリーでブログを書くことに決めました。

今週のお題「私がブログを始めた理由」 - 子持ちししゃもといっしょ

コアな技術者の多かったはてなでブログを書いてみたかったというのはおぼえてますが、その割に技術的なことについて書くわけでもなく日常思ったことばかりを書いていました。あとは本とかゲームの感想も書いてたなー。初日なんてキムチ牛丼のこと書いてるし、とにかく何を書いていいのかわからなくて困ったことだけはおぼえています。


あれから6年が経って、当時は歩くことがやっとだった長女が7歳になって小学生になったり、当時は20代さわやかイケメンまっさかりだったわたしも加齢臭が気になる30代になってしまいました。時の経つ早さって怖いわ....。
なんて、この6年間のわたしの変化を書いてもかなりおもしろくないので、ブログとともに過ごした6年間でわたしが感じたことや客観的な変化についてまとめようと思います。

ブログを書いていてよかったなこと

分かりやすい感想としては「文章を書くことに慣れた」とか「忘れっぽい私の外部記憶アーカイブとして役に立っている*1」というのは書いててよかったと思える効用のひとつなんですが、その中でも一番うれしいことはここを読んでいただいていたことをきっかけにいろんな方とお会いできたことだと思ってます。


いくら映画が大好きだったとしても、ブログを書いていなければ宇都宮市内や都内、さらには関西とかなり広範囲にわたっていろんな方と知り合うことなんて出来なかったでしょうし、まして実際に会うなんてことは絶対になかったと思います。映画の感想を書くことなんて別に大したことではないんですが、それでもアウトプットしておけば同じものが好きな人同士がつながるきっかけにはなるんですよね。
そのつながるきっかけになってくれたことがただただうれしいです。


あと内容の良し悪しはともかく、ここまで長いこと続けて書いていると「このブログを書いている」ということ自体がある種、信頼の起点となってくれたりします。PKIでいうところのいわゆるトラストアンカーという役割に近いんですが、会社とか地域社会とかそういった所属する組織以外で自分が自分であることを示すものとしても役に立っています。


状況的にちょっと説明しにくいのですが、多くの人が目にするオープンな場に意見を投じ続けることにはそれなりに意味があるということだけは申し上げておきます。

ブログを書いてて悲しかったこと

罵倒とまではいかないのですがわりかし変なコメントを残されることがよくあってそれは結構悲しいのですが、でもまあ大したことじゃないですね。でも「お前みたいなつまんないことばっか書いてる奴はさっさと死ね」というコメントをいただいたときはちょっと傷つきました(笑)

アクセス数の変遷

アクセス数というのは数値ですのでとてもわかりやすい変化なので、とりあえずこれを分析してみました。

年月 アクセス数 累計 アクセス数/日
2005年11月 534 534 17.8
2005年12月 1307 1841 42.2
2006年1月 731 2572 23.6
2006年2月 1338 3910 47.8
2006年3月 749 4659 24.2
2006年4月 776 5435 25.9
2006年5月 1069 6504 34.5
2006年6月 1715 8219 57.2
2006年7月 1435 9654 46.3
2006年8月 875 10529 28.2
2006年9月 1359 11888 45.3
2006年10月 1400 13288 45.2
2006年11月 2145 15433 71.5
2006年12月 2634 18067 85.0
2007年1月 1582 19649 51.0
2007年2月 1576 21225 56.3
2007年3月 2863 24088 92.4
2007年4月 2153 26241 71.8
2007年5月 2047 28288 66.0
2007年6月 2274 30562 75.8
2007年7月 2666 33228 86.0
2007年8月 1492 34720 48.1
2007年9月 1865 36585 62.2
2007年10月 1896 38481 61.2
2007年11月 1466 39947 48.9
2007年12月 1874 41821 60.5
2008年1月 1932 43753 62.3
2008年2月 2383 46136 82.2
2008年3月 2217 48353 71.5
2008年4月 2913 51266 97.1
2008年5月 4168 55434 134.5
2008年6月 4630 60064 154.3
2008年7月 6393 66457 206.2
2008年8月 5431 71888 175.2
2008年9月 5745 77633 191.5
2008年10月 7035 84668 226.9
2008年11月 6694 91362 223.1
2008年12月 5555 96917 179.2
2009年1月 7233 104150 233.3
2009年2月 7221 111371 257.9
2009年3月 7568 118939 244.1
2009年4月 8524 127463 284.1
2009年5月 7553 135016 243.6
2009年6月 8219 143235 274.0
2009年7月 9228 152463 297.7
2009年8月 7939 160402 256.1
2009年9月 7881 168283 262.7
2009年10月 9878 178161 318.6
2009年11月 8947 187108 298.2
2009年12月 8479 195587 273.5
2010年1月 9116 204703 294.1
2010年2月 7799 212502 278.5
2010年3月 8937 221439 288.3
2010年4月 8459 229898 282.0
2010年5月 9275 239173 299.2
2010年6月 10054 249227 335.1
2010年7月 13242 262469 427.2
2010年8月 10859 273328 350.3
2010年9月 9599 282927 320.0
2010年10月 9463 292390 305.3
2010年11月 9761 302151 325.4
2010年12月 9819 311970 316.7
2011年1月 9505 321475 306.6
2011年2月 9374 330849 334.8
2011年3月 11296 342145 364.4
2011年4月 10552 352697 351.7
2011年5月 11199 363896 361.3
2011年6月 12780 376676 426.0
2011年7月 15389 392065 496.4
2011年8月 15001 407066 483.9
2011年9月 15535 422601 517.8
2011年10月 17088 439689 551.2


とりあえず初めた当時といまの比較をしてみると、当初は1日平均17アクセスくらいでしたがいまは550アクセスまで増えました。現在のこのアクセス数を多いとみるか少ないとみるかは意見が分かれるところかも知れませんが、派手なことも書かずに地味にやってるわたしにとってはかなり多いと感じています。


それで数字をただ眺めてみてもわからないので、とりあえずグラフにしてみました。



ご覧のとおり、おおむね順調にアクセス数を増やしている様子がうかがえるのですが、この中で急にアクセス数を増やした月が2ヶ所あることに気付きましたのでその2つがなにに起因してアクセスが増えたのかを調べてみました。


まず2008年4月ですが、これは2008年2月26日に書いた「バッチファイルの書き方(その1)」というエントリーへのアクセス増による影響でした。
実をいうとこのエントリーは過去に書いたエントリーの中で比較的アクセスの多い記事でして、この3年間ほとんど手を加えていないにも関わらずいまだに200アクセス/日くらいあります。地味だけどこういう初歩的な記事が一番必要とされてるのかも知れません。


そして次に2011年7月(画像は6月になってますが間違いです...)なんですが、これはtwitterで2011年上半期ベストをまとめた影響で増えました。こういうたくさんの方が興味をもつイベントは注目を集めますし、いままで知らなかった映画好きやその人のブログを知るきっかけにもなります。結果論ではありますが、あの上半期ベストはそういう場になってくれたんじゃないかなと思うととても嬉しいかぎりです。

まとめ

まとめというほどのことは書けませんが、書くことは楽しいのですがそれも結局はいろんな方に読んでもらえていると思えるからだと思います。ひとりで淡々と書くのも悪くないのですが、でもせっかく書いたからには他の人にも読んでもらいたいんです。読まれるのは恥ずかしいけどでも読まれたい。恥ずかしいけど読まれたい*2
まさに羞恥プレイ!


だから、少しずつとは言え、読んでいただける方が増えてきているこの状況はとてもうれしいという気持ちを表明しておしまいにしたいと思います。


(関連リンク)

*1:同じ本を二冊買ったり、同じ映画を二回観たりすることを防ぐ!

*2:大事なことは二回書きます