「猿の惑星:創世記」見たよ


製薬会社に勤める神経科学者のウィル(ジェームズ・フランコ)は、ある日実験用の猿が驚くべき知能を見せたことに気付く。アルツハイマー病の新薬が投与されていたその猿を見せ上司や同僚に成果を発表したウィル。しかし、突如猿は暴れだし射殺されてしまい、所長からプロジェクトの中止を言い渡されるウィル。しかし、アルツハイマー病を患う父親のために研究を止めるわけにはいかなかった彼は、射殺された猿が妊娠していたことを知り、生まれたばかりの赤ん坊を連れて帰り“シーザー”と名付けて育てることに。3年後、ウィルとシーザー(アンディ・サーキス)の間には本物の親子のような絆が生まれ、シーザーは母親から受け継いだ特殊な遺伝子で類まれな知性を発揮していき…。

『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』作品情報 | cinemacafe.net

TOHOシネマズ宇都宮にて。


予告から受けた印象どおりのとてもよい作品でして、過去の猿の惑星シリーズ作品は全部未見のわたしも大変楽しんで鑑賞できました。
さらに猿たちの動きはとてもCGとは思えないほど実物のような質感となめらかさが感じられましたし、実際の俳優(アンディ・サーキス)の顔をモーションキャプチャーして撮ったというシーザーの表情は、知恵を得て人間に近づいた猿をとてもリアルに表現していて本気でまいりました。怒りを表明するときは野生を感じさせるのですが、時折見せる世知に長けた目つきやふいに目線を送る仕草があまりに人間っぽくて、賢い猿をみているのかそれとも見かけが猿の人間を観ているのか分からなくなる瞬間が多くありました。シーザー聡明過ぎるだろ...。

シーザーは猿だけど絶対おれよりも数倍賢いしカリスマ性あるわ...とちょっとへこんだのは内緒の話です。


さて。ストーリーについてですが、これまたテンションがあがる内容でしてよかったです。
森で平和に過ごしていた猿たちが突如人間に襲われて捕獲されて連れ去られてしまうという冒頭の流れで、気持ちが一気に猿側に傾いて感情移入してしまいました。そうなると、気分的にはもう自分も猿になったような気分でして心の底からシーザーを応援する気持ちで鑑賞しました。後半、シーザーが抑圧からの解放は掴み取るシーンはここしばらく感じていなかったほどのつよい快感をおぼえました。
もう最高ですよ!


ちなみにエンドロール後(中?)には"あるシーン"が差し込まれているので、観終わってもしばらく席を立たずに観ていることをおすすめします。帰ろうとした人たちが、途中でシーンが始まったことに気付いて立ち止まって観はじめたせいでスクリーン前で立ち止まる人がいて大変目障りでした。
気になるなら最後までちゃんと観るんだぜ。


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