「パラダイス・キス」見たよ


都内有数の進学校に通う早坂紫(北川景子)は、親の言うがまま学校と塾の往復の毎日。受験を控えつつも思うように成績が伸び悩む中、偶然出会ったファッション業界を目指す学生たちに、ショーへの出演を依頼される。最初は戸惑う紫だったが、自分の生き方に疑問を抱えていたこともあり、夢に向かって真っ直ぐに進む彼らと共に自分も夢を見つけようと決意する。仲間の中でも、特に異才を放つジョージ(向井理)は学園内でも“天才デザイナー”と呼ばれ、注目を集めていた。彼の常軌を逸した行動に振り回されながらも、紫はジョージに強く惹かれ、気づけば夢中で恋と夢を追いかけるようになっていく――。矢沢あい原作の大人気コミックを映画化。

『パラダイス・キス』作品情報 | cinemacafe.net

新宿ピカデリーにて。


少女マンガが原作というだけあって、唐突過ぎるというか脈略がなさすぎて心臓に悪そうなストーリーや演出も多く、眩暈がしそうなほど濃いキャラクターやその口から飛び出るおどろくべきセリフはサプライズという言葉を超えた驚きを提供してくれました。
そんなわけで観る前に期待していた以上に刺激的な作品でした。すごいよ、これ!!


あとはまあ、向井理北川景子が同い年だという設定や、原作とは違うオリジナルにしたという無理やり感たっぷりのラストシーンなど突っ込みどころがないわけではまったくないのですが、あまりに突っ込みたくなるところが多過ぎて逆にどこにも突っ込めないみたいな状況に陥ってしまい、最後にはただただこれを受け入れるしかなかったのが不満と言えば不満でした。


ただ、冷静に考えると予告映像を観て想像してた内容と実際の本編の印象には大差ありませんでしたし、そう考えれば本編もこんなもんだよねというところで落ち着くべきところに落ち着いたような気がします。そして、ここまで「ちょっとこの作品はいまいち...」っぽく感想を書いてしまいましたが、実際は2時間飽きずに楽しめたという点を考えれば、映画としての出来は悪くないんだろうなと思います。
好き嫌いはあるでしょうけど。


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