夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語 (ハヤカワepi文庫)
- 作者: カズオイシグロ,Kazuo Ishiguro,土屋政雄
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2011/02/04
- メディア: 文庫
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ベネチアのサンマルコ広場を舞台に、流しのギタリストとアメリカのベテラン大物シンガーの奇妙な邂逅を描いた「老歌手」。芽の出ない天才中年サックス奏者が、図らずも一流ホテルの秘密階でセレブリティと共に過ごした数夜の顛末をユーモラスに回想する「夜想曲」を含む、書き下ろしの連作五篇を収録。人生の黄昏を、愛の終わりを、若き日の野心を、才能の神秘を、叶えられなかった夢を描く、著者初の短篇集。
http://www.amazon.co.jp/dp/4152090391
先日観てとても面白かった映画「わたしを離さないで」の原作者であるカズオ・イシグロ。原作を読んで彼にとても興味をもったので、短編集を買って読んでみました。
5つの短編は、それぞれストーリーのベクトルは異なれども音楽を中心に描かれている点は共通していて、いずれも心地よいテンポで紡がれる物語が読みやすく感じさせる作品でした。ただ、「わたしを離さないで」に比べると、幾分和訳した感がただよう文章でしたが、これはこれで味のある文章になっていてよかったです
わたしは「降っても晴れても」が一番好きだな。
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