「ビミョーな人とつきあう技術」読んだよ

仕事相手、上司、部下、友人、家族…。つきあいたくないけど、つきあわなきゃいけない、ビミョーな「あの人」のあつかい方。

http://www.amazon.co.jp/dp/4776206633

こういう本を手にしたことを知られると「この人、人間関係に悩んでるんだろうなあ」と思われそうなのであまり読んでることを公言したくないのですが、わたしは別に人間関係に悩んでいるわけではありません。会社もプライベートも超優良な人間関係を築いているのでDJB*1!!


では何でこの本を読んでみたいと思ったのかというと、常日頃から、わたし自身がここで挙げられているような「ビミョーな人」に該当するんじゃなかろうかという不安を抱いていたからです。小心者のわたしは、わたしの知らないところで「こいつヤベーよな」とか「使えねえ...」と日々周囲の人たちから噂されているんじゃないかという不安を抱えて、夜も眠れない毎日を過ごしているわけですが、そういった不安払しょくのためにこの本を手にしたと言っても過言ではありません。


そんな思惑から手にした本書ですが、実際に読んでみるとすぐにタイトルどおりの内容ではないことに気付かされます。
本書が主張するのは「自分は変えられるけど他人は変えられない」という誰も知っている事実であり、だからまずは自分から変わろうというこれまたごく自然なことです。
もちろん当然知っているレベルであることと、それを実践できているかということの間にはチョモランマよりも高い壁があるわけですが、それを差し引いて考えてもちょっと新しい示唆に富んだ内容ではありませんでした。とは言え、そういった当たり前のことを実例を交えて改めて説いてくれたことで、もう一度自分自身の行動が正しいのかどうかを考え直すきっかけになってくれたような気もします。


内容自体はとてもわかりやすくてよいのですが、タイトルから期待した結果かどうかという点については期待どおりだったとはいいがたい本でした。タイトルはともかく、人間関係をうまくまわしたいという人は一度読んでみて損はないと思います。

*1:大丈夫の略。「うた魂♪」という作品で使われた略語なので正直ちょっと古い。