- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/04/24
- メディア: 文庫
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32人が流れ着いた太平洋の涯の島に、女は清子ひとりだけ。いつまで待っても、助けの船は来ず、いつしか皆は島をトウキョウ島と呼ぶようになる。果たして、ここは地獄か、楽園か?いつか脱出できるのか―。食欲と性欲と感情を剥き出しに、生にすがりつく人間たちの極限状態を容赦なく描き、読者の手を止めさせない傑作長篇誕生。
http://www.amazon.co.jp/dp/4104667021
文章として感想を組み立てると感情的に批判してしまいそうなので、ポイントごとにまとめます。
-
- (良かった点)
- 物語は理解しやすかった
- 無人島での生活という極限状態にある人々の心理描写がうまい
- (よくなかった点)
- 登場人物が多い
- ストーリーがまったく面白くない
- ふざけてるとしか思えないラスト
- (良かった点)
率直に言ってわたしにはまったく合わない作品でした。あらすじだけ読んだら面白そうでしたが、読んでみたら最初から最後まで全然面白くなかったです。最初の50ページくらいで音を上げてしまいました。この物語が実話をベースにしているということを知った時は「へえー」と感心しましたが、でも面白いと思ったのはそれだけでした。
あと、下手に映画のキャストを知ってるだけにそれと原作の設定のかい離がまた違和感となって作品を楽しむことを邪魔していたように感じました。どうしたって清子は木村多江じゃないだろう...。
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