「誰がため」見たよ


第二次世界大戦末期、打倒ナチスを掲げる地下抵抗組織<ホルガ・ダンスケ>。その組織の一員であるコードネーム、フラメンとシトロンの任務は、ゲシュタポとナチに寝返った売国奴の暗殺だった。 確固たる信念のもと任務をこなしていく2人だが、ある標的と対峙した時“何かがおかしい”と、初めて暗殺をためらってしまう。更に、フラメンの恋人であるケティへスパイ容疑がかかり、暗殺命令がくだったことで、組織に対する疑念は急速に膨らんでいった。組織、そしてケティさえも、本当に信じることができるのか? 誰が敵で誰が味方か、疑心暗鬼にさいなまれ苦しむ中、フラメンとシトロンは危険な立場に追い詰められていく。自分たちがしていることは正義なのか? 何のために戦っているのか? 己の果てを悟った2人がそれぞれ選択した驚愕の結末とは――。2008年度デンマークアカデミー賞5部門受賞作品。デンマーク史上最大級の製作費をかけ、実在した2人のレジスタンスの生き様を壮大なスケールで描く。

『誰がため』作品情報 | cinemacafe.net

宇都宮ヒカリ座にて。
わたしは歴史にはまったく詳しくなくて、特に近代の世界大戦あたりのトピックは本当にわからないことばかりでして時代・文化背景に思いをはせるなんてことは本当にできないのですが、史実でありながらこんな歴史弱者であるわたしでも楽しめる作品でした。自らの信念を貫く大変さと信じるものに裏切られる辛さ。今と100年も違わないのにこの人々の生き様の違いは何なんだろうかと考え込まずにはいられませんでした。噂にたがわぬ傑作。


作品の内容については上述のとおり歴史に疎いために何とも言えないのですが、国と国が争い、その中で人と人とが争うことがいかにバカらしくて悲しくて無駄なんだろうとやるせない気持ちになったことはどうしても書いておこうと思います。


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