「ウエスト・サイド物語」見たよ

いわゆる「アメリカ人」の少年達で構成されているジェット団は、最近力をつけてきたプエルトリコ系のシャーク団と敵対関係にあった。一触即発の状況が続くある夜、中立地帯であるダンスホールで顔を合わせることになった。初めてのダンスパーティに期待で胸を弾ませていたマリアは、そこでトニーという男性に出会い、恋に落ちてしまう。2人は口付けを交わすが、マリアがシャーク団のリーダー、ベルナルドの妹であり、トニーは以前ジェット団のリーダーだったため、二人の恋は……

ウエスト・サイド物語 (映画) - Wikipedia

TOHOシネマズ宇都宮にて。午前十時の映画祭にて鑑賞。


かつて、509日間にわたって上映され、ロングランの日本記録にもなっているのが本作「ウエスト・サイド物語」だそうですが、時に軽快な、時に悲哀に満ちた音楽にのせてくりひろげられる少年たちの甘くもほろ苦い日常が生き生きと描かれたとても楽しい作品でした。
普段あまりミュージカルは観ないので何か起きるごとに踊り狂う少年たちの姿にはえも言われぬ不思議な感想を抱きましたが、152分と比較的長尺ながらも無駄だとか不要だと感じるシーンが何一つなく観ていて飽きない構成、演出はとてもすばらしいと感じました。
歌もダンスもいいんですよねー、すごく。
ダンスパーティーのダンスバトルみたいなのはどちらもかっこよくて、ここだけでも12回くらいリピートしたいと思いました。


ただそもそも古い映画ですので、話の内容や設定に古臭さが混ざりこんでしまうのはこれはもうどうしようもなく避けられないことではあるのですが、そこがどうしても違和感をおぼえるポイントでもあるのです。
例えばジェット団やシャーク団というネーミングセンスも正直どうなの?と問いかけたくなる部類のものですし、全体的に時代錯誤な感は否めないのですが、そういったものを超えたおもしろさがこの作品は持ち合わせていて、この映画祭の上映作品に選ばれたのはそういった時代に左右されないよさがあるからじゃないかなと思ったのでした。


ミュージカル映画っておもしろい!!