「ファイナル・デッドサーキット 3D」見たよ


サーキットの観戦に来た大学生が、凄惨な追突事故を予知夢により察知。その場を逃れ命を取り留めるが、その瞬間から、彼らと“死の運命”との壮絶なデス・レースが繰り広げられるのだった…。2000年の『ファイナル・デスティネーション』以来、“死の運命”とティーンたちとの壮絶なバトルを描き、絶叫の渦に巻き込んだ人気シリーズ第4弾。監督は、第二作『デッドコースター』のデヴィッド・リチャード・エリス。

『ファイナル・デッドサーキット 3D』作品情報 | cinemacafe.net

TOHOシネマズ宇都宮にて。3D版を鑑賞してきました。


最近ホラー映画はずいぶん見慣れてきたつもりでしたが、この映画の悪趣味さには度肝を抜かれてしまいました。
よくもまあこれだけ残酷な映像描写を考えつくもんだと感心させられたし、ここまでリアルに映像表現出来ることにも驚かされました。さらに3Dになったことで死体が本当にゴロリと転がっているようなシーンもあってとても心臓に悪い映画でした。
私なんか観終わったときにはクラクラして倒れそうになるほど衝撃を受けたので続編が出ても観に行かないよ!!と思ったのですが、こういうのが観たいって人が少なからずいるからシリーズ化されてシネコンで上映されてるんだと思うんですよ。自分も観に行っているので大きな声では言えませんが、こんな酷い映画を楽しみに観に来ている人がたくさんいるのって何だかすごいことだなあ...としみじみ考えてしまいました。


正直、残酷描写にはだいぶなれたつもりでいましたが、映像が予想(覚悟)以上にが強烈でしたので、映画を観ているときはものすごい表情をしていたんじゃないかなあ...。そういう自分の表情は見てみたいな。


そうそう。
映画を観ているときにすごく気になっていたのですが、上映中に席を立つ人が多かったんです。すごく。
普段もトイレとかそういうので席を立つ人は少なからずいるわけですが、この作品は異様に多かった。始まって10分くらいで2人くらい出て行ったのは覚えていますが、それ以降も定期的に出入りしている人がいたところをみるともしかしたらあまりにひどい映像に耐えられなかったのかも知れないですね。
当然、出入りしている人たち顔なんか見ていないし、数えてもいないので本当のところは分かりませんが、何となく出て行ったきり帰ってこなかった人もいたような気がします。たしかにそうしたくなる気持ちも何となく分かるんですけどね。


3Dでホラーといえば、2年前に観た「ゾンビ3D」を思い出すのですが、あれとは比べ物にならないですね。臨場感が全然違います。
個人的な嗜好で言えば「ゾンビ3D」の方が好きなんですが、映像作品としては比較にならないほど格段に進化しているのが感じられました。この作品は3D映画じゃなければ単なるグロ映画で終わるところですが、3D映像も楽しめることで作品を楽しむ余地が大幅に増えています。
ホームシアターと映画館の差別化を進めるという点を考えても今後は多くの作品が3D化されそうですが、せめてもう少し値段が安くなれば客足も伸びるんじゃないかと思うのですが、導入費用だなんだという話を聞くと結構難しいみたいです。3D作品自体は普及していくのでしょうが、現在日常的に観ている作品と同じレベルで気軽に観られるようになるまではまだ長い道のりがありそうです。


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