ロボットが人間と共存する夢の空中都市・メトロシティ。そこで何不自由なく幸せに暮らしていた少年・トビーは、事故で命を落としてしまう。最愛の息子を亡くしたテンマ博士は自らの手で、息子をロボットとして甦らせた。しかし、生身の人間とは違う彼を、博士は捨ててしまう。戻る場所のないロボットは、地上へと下りていくと、そこには新しい仲間が待っていた。彼はいま、“アトム”として新しい一歩を踏み出す――。手塚治虫の不朽の名作「鉄腕アトム」をハリウッドでアニメ化。
『ATOM』作品情報 | cinemacafe.net
MOVIX宇都宮にて。
原作はコミックもアニメも未見ですが、とても楽しく鑑賞出来ました。おもしろかったです。
わたしは日本語吹き替え版を鑑賞したのですが、アトムの声を担当したのが上戸彩だとあとで知ってとても驚きました。他のほとんどのキャラクターの声は声優が担当されていたそうで、たしかに映像と声が自然になじんでいてとてもよかったと感じていたのですが、その中に混じっても全く違和感を感じさせず、元気な男の子の声を違和感なく巧みに演じきっていたことには非常に感心してしまいました。
彼女の出ているドラマや映画は観たことがなかったので、声だけでこれだけの表現が出来る人だとは思ってもいませんでした。すごいなあ。
この作品を観て彼女を見る目がとても変わりました。
さて。ストーリーの方は、王道と言ってもよいくらいベタに勧善懲悪な展開は年配に受けそうですし、自分の存在意義を求めて居場所探しをするなんてところは若年層に受けそうです。幅広い層に受けるように工夫がされているのが感じられました。
ここしばらく、このくらいわかりやすい作品を観ていなかったのでとても安心して楽しむことが出来ました。
多くの人にお奨めしたい作品です。
ちなみに、話はぜんぜん変わりますが5年くらい前にセガから販売されているGBA版のアトムはかなりおもしろいアクションゲームです。
ソフマップのワゴンに投売りされていたのを買ってきたのですが(たしか新品で980円)、よい意味で値段不相応に楽しめるゲームだったことをとても強烈に記憶しています。
- 出版社/メーカー: セガ/ヒットメーカー
- 発売日: 2003/12/18
- メディア: Video Game
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セガのゲームはよく投売りされているのですが、つまらないゲームって本当に少ないと私は思います。
このアトムとPS2のシャイニング・フォースシリーズは投売りワゴンでよく見かけましたが、どちらもすごくいいゲームなんですよね。これを投売りするくらいならもっと投げ売られるべきゲームがあるだろうに...と思ったことを思い出します。
そんなに難しくありませんし、ちょっとだけ遊ぶのにも向いているので、映画を観てアトムにもっと触れたいと思った人はゲームのアトムワールドに触れてみるのもいいんじゃないかと思います。絶対おもしろいのでぜひ近くの中古ショップなどで探してみてください。
中古だと500円も出せば買えるはずです。
公式サイトはこちら