「モンスターVSエイリアン」見たよ


人生最高の日、結婚式の日を迎えたスーザンは、突然、空から落ちてきた隕石と接触し、身長がなんと15メートルの巨人になってしまった。新種のモンスターと思われた彼女は、政府の秘密基地に連行され、ほかのはみ出し者モンスターとともに監禁されてしまう。そんな中、謎に満ちたエイリアンのロボットが地球に降り立ち、人類に攻撃を仕掛ける。困惑する大統領に、将軍は敵に立ち向かえるのはモンスターたちしかいないことを提案する。モンスターとしての自覚が全くないスーザンは、モンスター軍団と一緒に出動させられるのだが…。ドリームワークスが放つ3Dアニメーション大作。果たしてモンスターたちに地球は救えるのか?

『モンスターVSエイリアン』作品情報 | cinemacafe.net

MOVIX宇都宮にて。ドリームワークス最新作。
今年の夏は3Dアニメーションの作品が続々公開されますがその皮切りとなるのがこの作品です。とか言いながら、実は3Dではない普通の方を鑑賞したのですが、と言うのも3D版は鑑賞料金が2000円固定と高いんですよねー。「2本分の鑑賞料金は出せないなあ...」と思ったのがいちばんの理由なのですが、見終わってみると3Dで見た方が楽しそうなシーンが盛りだくさんの作品でした。
ぜひ3Dでも一度観てみたいし、これから観ようと思っている人には3Dをお勧めします。


本作は、その異様な容貌と性質から長い間外界から隔離されてきたモンスターたちが、エイリアンという外敵に立ち向かうというお話なのですが、実のところ「女性の自立」がひとつのテーマになっています。出世欲旺盛なニュースキャスターのデレクとの結婚を夢見ていたスーザンが、巨大化したことをきっかけにして自分が本当に必要とされる場所について考え、そして彼女はそれを見つけます。
物語としては全編コメディというかパロディで埋め尽くされていて、大爆笑というよりは軽い笑いが止まらないといった感じで楽しく見れたのですが、そんな楽しさを崩すことなく、スーザンが自身の置かれた立場に悩み、迷い、そして生きる場所を探す姿もとてもよく描かれていてぐっときました。
ちなみにスーザンの吹き替えはベッキーだったのですが、ものすごくマッチしててよかったです。


そういえばわたしはアメリカのアニメーションの絵が苦手でして、どうも一見しただけではあのかわいげが感じられないキャラクターたちを好きになれません。ところが、いつも驚かされるのですが、そんなキャラクターも見終わるころにはものすごくかわいく見えてしまうのです。なんで?なんで?
ちょー不思議。
きっとキャラクターの描写がものすごくうまいからだと思うのですが、この作品でもボブやコックローチ博士、ミッシング・リンクやムシザウルスなんてのは冒頭では気持ちわるいキャラクターにしか見えなかったのですが、見終える頃にはものすごくキャラ立ちしていて、続編が出て欲しいなと思ってしまうほど思い入れを持ってしまいました。
ムシザウルス好き!!

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