「MW−ムウ− 第0章 〜悪魔のゲーム〜」見たよ


 派遣切りされた隆志(佐藤健)は、先輩の浩介(小出恵介)から紹介されたアルバイトを始める。そんな中、仕事の受取人だった結城(玉木宏)と出会い、次第に結城にひかれていく。

http://www.tvlife.jp/news/090630_01.php

劇場版に先駆けてテレビで0章と銘打たれた番組が放送されていました。
映画の方はマコ*1と2人で観に行く約束をしているので、じゃあテレビの方も見ておこうということで鑑賞しました。


閉鎖的な空間で身体を拘束された人がその場にいる他者を殺せと命じられるという、何となくSAWをほうふつとさせるようなオープニングでしたが、これは観ている人の興味を一気に惹きつけるには効果的でして、とてもいいなと感じました。今まで他人を殺めるなんていうことをしてこなかった普通の人間が突如このような状況に陥ってしまったというシチュエーションは、自分のことに置き換えて考えるとテンションが下がりますが、物語としては非常にエキサイティングでおもしろいです。我ながら不謹慎だとは思うんですけどね...。


その後、時間は102日前までさかのぼり、なぜこのような状況になったのかということが説明されていくのですが、登場人物に感情移入するという点についてはこのシークエンスがとても効果的にはたらいていて、ここを観終わった時にはすべての登場人物にかなり思い入れをもてたことで冒頭のシーンの見方もまたずいぶん変わったような気がします。
ひとつのドラマとしてのつくりはとてもおもしろいし、MWって何だろう?とか、結城はいったい何者なんだろうといった、劇場版へとうまく誘導する部分もあったのもよかったです。


ただ、あれだけドラマでは主軸としてがんばっていた佐藤健谷村美月を映画に出さないというのはすごくもったいないなぁ...とも思います。


そしてもうひとつだけ気になったのは映像がちょっとチープだったことかな...。テレビ版は予算がなくて...ということであればよいのですが。


公式サイトはこちら

*1: