試験は楽しい

今日は午前中はのんびりと自宅で本を読み、午後から簿記の試験を受けてきました。
わたしはとある理由からどうしても簿記の資格を取らないといけないのはですが、元々興味のないことだというのもあって勉強は全くはかどらず、何年経っても受かるそぶりすらありません。さらに最近では試験を受けるのさえめんどくさくてここ数年はまったく受験というかその申し込みすらしていませんでした。


とは言え、資格を取らないといけないという事実だけは消え去ってしまうことは当然ありませんので、今回はやむを得ず受験をしました。そんなわけで興味もない試験を受けること自体はあまり乗り気ではなかったのですが、昔から試験会場の雰囲気というのが大好きなので受けに行ったら行ったでわたしはとても気分が高揚してしまうのです。
本当は30分くらいはテストを頑張ってるふりをしたらあとはさっさと帰ってこようと思っていたのですが、周りの人たちがカリカリと解いている様子に混じっているだけで何だか自分も問題がすらすら解けているような錯覚を覚えるのでそれがとても気持ちいいし、さらに試験は近くの商業高校で行われたのですがおおっぴらに高校の敷地内に入れることが何だかとても嬉しくて、結局試験時間が終わるまで試験会場に居座ってしまいました。


試験が終わって部屋を出ると、周囲の専門学校生なのか高校生なのかが「今回の試験は簡単でよかったね♪」とか言ってるのが聞こえてきて、(あのくらいだと簡単な部類なのね....)と心の中でつぶやきながらしょんぼりして帰途につきました。
簿記はともかく、試験を受けるのは楽しいという気持ちが久々にわいてきたので、来月の数学検定は受けることにします。4年前に受けたときは問題文が間違っていることにも気付かないほど惨敗でしたが、今度こそは一級を取ってやるぞと張り切って自転車をこいでたら車にひかれそうになったのは内緒です。


そんなわけでやっと試験も終わったということで、夕方から映画を観にいって来ました。
昨日の三沢選手の件もあったのでどうしようか迷ったのですが、こういう状況だからこそ今観るべきなんじゃないかなという気持ちがわいてきまして「レスラー」を鑑賞してきました。予想どおりとてもよい作品でしたが、後半の再戦のくだりはあまりに切なくて、ものすごくいたたまれない気持ちになったし、同時に自分のへっぽこさにとても恥ずかしい気持ちになりました。
いまはプロレスを観るだけで感傷的な気分になってしまうので、もう少し気分が落ち着いてからもう一度観にいこうと思います。
あと「ハゲタカ」も観たけどこっちはストレートに面白いドラマでした。


それにしても今日は長い一日でした。