ピンクパンサー2


イギリスやイタリア、日本で次々と財宝が盗まれる事件が発生! 現場には、「トルネード参上」と書かれたカードだけが残されていた。そこで、謎の怪盗・トルネードを捕まえるために世界各国より精鋭の捜査官が集結し、ドリームチームが結成される。そして、フランス警察のドレフュス主任警部は、ジャック・クルーゾー警部スティーヴ・マーティン)にドリームチームを率いて、高価なダイヤモンドの指輪“ピンクパンサー”をトルネードの魔の手から守ることを命じるのだが…。すっとぼけたギャグ満載のドタバタ捜査が再び始まる! スティーヴ・マーティン主演『ピンクパンサー』シリーズ第2弾。

『ピンクパンサー2』作品情報 | cinemacafe.net

TOHOシネマズ宇都宮にて。
次々と世界中の宝を盗み出す怪盗「トルネード」を捕まえるべく世界中から優秀な捜査官が集まって...というくだりを読んだだけだったので「推理モノ」を期待して観に行ったのですが、始まって5分としないうちにその予想を裏切られる形になりました。こういうどこかのねじが飛んだとしか思えない「どうみてもやり過ぎなコメディ」というのはとても大好きです。抜けているようで抜け目のないクルーゾー警部に笑わされっぱなしの90分でした。


そういえば、この作品には男女一人ずつとても意外な人が出ていてびっくりしました。


まず男性部門はジャン・レノ
私の中ではいまだに「レノンレオン」のイメージが付きまとっていまして、とてもこのようなコメディに出る印象はなかったので余計に驚いてしまいました。クルーゾー警部の相棒として笑いどころにもかなり絡んでいてとても新鮮な気分でみていました。Wikipediaをみても、最近はあまり多くの作品には出ていないようですが、もう少し露出が多くなってくれると嬉しいです。


で、女性部門はクルーゾー警部の秘書をしていたエミリー・モーティマー(上の写真の女性です)。
彼女は昨年観た「ラースとその彼女」でラースの義姉を演じていたので何となく顔を覚えていましたが、この作品での彼女はとにかくキュートで「ラース...」での印象とはかなり違っていて最初はまったく気付きませんでした。わたしはこの作品の彼女の方が好きだなー。


観終わってシミジミと感じたのですが、この手のコメディってあまり人が入っていません。レイトショーとはいえ、10人もいなかったと思います。さっきネットで調べたらこの作品は先週末から公開されたばかりなのに、TOHOシネマズ宇都宮では来週金曜日で上映終了だそうです。人が入っていないのは私が見た回に限った話ではなさそうです。
私自身がそうだったので偉そうには言えませんが、このジャンルって食わず嫌いな人が多いんじゃないかなと思うんですよね。昨年公開されたゲットスマートもものすごく面白かったのに誰も見ていなかったし、日本人にはさほど受けないジャンルなのかも知れません。この手のやり過ぎコメディは鑑賞後の気分がとてもよいので多くの人にお奨めしたいです。


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