ネガティブな反応から生まれるもの

ホッテントリに上がっていた「書店は入場料を取って良い」というエントリを読みました。


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アイディアは面白いと思いますし、本人がノリノリで新しいビジネスや仕組みを考えて紹介している様子って眺めているだけでもものすごく楽しいです。最初は本屋に行く度にお金払うのかー...とか、雑誌が出たかどうか観に行くだけの時もお金払うのは嫌だなーと考えていたのですが、ポイントを貯める楽しさは結構癖になりそうだし案外悪くないんじゃないかなと。もちろんここに載っているようなことをすべて実現するのは無理にだし、特に磁気/ICカードによるポイント/入退出管理とかはコストがかかるのでどうかと思うけど、自分だったらこういう本屋に行きたいというのが感じられるて本屋好きとしてはすごく面白いなと思ったのです。


ところが驚いたのはこのアイディアのダメなところを突いては「こんな本屋がうまくいくわけがない」と指摘する人たちの多さです。
「本屋のビジネスモデルが分かっていない」とか「そんな本屋行きたいですか?」とか、もうしたり顔で*1「この人分かってないよね(フフン)」みたいな感じの人が多過ぎます。
そりゃ全部が全部いいアイディアだとは言いませんし、素人の私から見ても穴があるくらいですから、すでに本屋に関わっている人からしたら全然ダメって言いたくなるかも知れませんが、そうやってダメなとこを突いてなにが面白いの?と思うんですよね。
指摘をした人がいろいろと知っている詳しい人だというのは分かったけれど、でも別にそんなのはどうでもいいし、それよりもダメならダメなりにこうしたらどう?とかそういう話し方が出来ないのかなと思うわけです。せっかく面白いネタを書いてくれたんだから、悪いところを指摘するよりもいいところを見つけてそれを良くしていった方が絶対に楽しいと思うんだけどな。もったいない。


[追記]
ちなみにネットという誰からも見える場所に書いたんだから批判は覚悟しろとか、そういう話じゃないですよ。
批判を書いた人はそれですっきりするかも知れませんが、だったら対案くらいは出せないんですかというそれだけのお話です。対案がある記事とかコメントは参考になるものが多くてとてもおもしろいです。そうやって議論が発展していった方がいいと思いますという意思表明をしてみました。

*1:いや顔は見えませんけど文章から推測すると絶対したり顔ですよ