無断リンク禁止の派生クラスなのかな?

昨日からやけに話題になっているブログについてなんですが、とりあえず感じていることをまとめておこうと思います。

記事の転載、ならびにブックマークについても書いておきます。

記事の転載機能はその内容を数多くの方々に知っていただき、
利用してもらうことを考慮したものでしょう。
利用方法としては素材の提供、話題の浸透、犯罪の防止などが考えられますが、
その記事に「無条件での転載が可能である」との意思表示がない場合、
あるいはコメント欄がない場合、本人の強い要請での人捜しなどの場合を除いて
すべて転載する人の意思表示を作者に伝えることが必要であるものと考えます。

http://blogs.yahoo.co.jp/yoshimysan/20429154.html

ことの発端は知りませんが、このブログを書かれている方はYahooドメイン以外からのSBMトラックバックをしないでくださいというお願いをされています*1。まあ元記事を読んでいただければ分かりますがお願いというよりも、かなり好戦的な書き方になっていてそれが多くの批判を読んでいるような気もしますがとにかくブログ主は「人が嫌がることはしないというのは一般常識」というスタンスを全面に出してかなり対決姿勢をとっています。


それに対して、インターネット上ではリンクは貼れる仕組みになっているし、そもそも人の嫌がることをするなというならばリンクを規制されるのは嫌だから規制してくれるなというのも理解出来るよね、なんていうコメントがぶつけられたりしてなかなかカオスな状況になっています。


まず最初に感じたのはこのブログ主は決してウェブについては初心者ではないということ。
通常、この手の主張をするのって大体がインターネットに繋いでほとんど日が経っていない初心者であることがほとんどです。今まで経験してきた現実とのギャップに戸惑い、そして怒りをぶちまけるというパターンがこれに該当します。
ところが、この記事の最後にはてブの件数表示をしていることからもそれなりにインターネットを検索して情報を集めたり出来る人だというのは分かります。そうやってネットを漁れるということはネット上での常識はリンクフリーであるということを知っている可能性は高いですし、それを知った上での主張なのかなと考えたのです。


あとはやたらと常識を連呼しているのが何だか怪しいなと。
ただでさえ彼女の発言に反発を覚えているところに、反発したくなる単語ベスト3には入りそうな「常識」という言葉を出すことで皆がさらに抵抗を覚えるという構図になっています。このあたりも文脈やら主張を眺めていると、これって意図的に組み入れられているんじゃないかと感じるんですよね。


というわけで、わたしはこの人は何かもっと別の目的があってこういった論争をわざと起こしているように見えます。
もしかしたらはてブがたくさん欲しいという単なる釣り記事かも知れないし、そうじゃなくて何か読む側に気付きを与えるために一騒ぎ起こそうと思ってるんじゃないかというふうにも感じるのです。それが何なのか分かりませんし、そもそも私の考え過ぎで他の無断リンク原理主義者と同じ程度の人なのかも知れませんが、tinycafeみたいな本物とはまた違う印象を受けたんですよね。


まあ、声高に無断リンクすんなとかブックマークするなっていうからみんな反駁してるだけなんですけどね。もし本気で止めて欲しいと思ってこんな書き方をしてるんであれば、あなたの発言がダチョウ倶楽部の竜ちゃん並に煽っていることは理解したほうがいいですよ。


ただ繰り返し書きますがわたしはこの人が無断リンクやらネットの仕組みを知った上でわざとけしかけているように見えていますし、それが何なのかというのは注視していきたいなと思います。

*1:というわけで、この記事はすでに彼女の意図から外れたものになってしまっていますが、とくだん批判をするつもりもないのでご容赦いただきたいです