アイルランドの首都、ダブリンで、家業を手伝いながらメジャーデビューを夢見るひとりのストリートミュージシャンがいた。彼女に振られてしまい、傷心の彼はある日、道端で演奏中にひとりの若い女性と出会う。チェコからの移民で家政婦として働くその女性もずっとピアノを持つことを夢見ていた。彼らは貧しいながらも、音楽という共通点で互いに惹かれ合うようになり、バンドを組むようになる。そして人生の新たな希望とロマンスを見出すために共に歩み始める…。
『ONCE ダブリンの街角で』作品情報 | cinemacafe.net
宇都宮テアトルにて。
公開は2ヶ月前のこの作品。上映前から評判が高かったので見たくて見たくてウズウズしていましたが、前評判どおり、心躍る魅力的な作品でした。
ヒロイン役のマルケタがすごくかわいいというのは見たままなので説明不要ですが、いい意味で予想を裏切り続けるストーリーも良かったですし、、映像も作り込んだ感じが全くせず、ドキュメンタリーかというくらい*1そのままを撮ったような映像がかえって自然な印象を受けました。
25日までの上映期間中にもう一度見に行きたいです。
上にも書いたとおり、マルケタは本当にキュートで何をしても絵になるのですが、掃除機を直してもらおうと吸引口の方のホースを引いて持ってくるところはとても印象的でした。石畳の道路の上を掃除機をゴロゴロ引いて歩く姿がすごくいいなと思う反面、壊れてない掃除機も壊れちゃうよね、なんて思いながら見てました。
それと、マルケタがグレンが歌っているのを聴いて10セント払いながら話しかけるシーンを見て、自分がいいと感じたものに対して自発的・積極的にお金を払おうという感覚はすごくいいなと思いました。
私はP2Pなどで映画やゲームをダウンロードするのが大嫌いです*2。大嫌いというよりも許せないというのが近いかも知れません。自分が好きになったその作品を作ってくれた人に、どういう形であれ、その対価を払いたいという気持ちが非常に強いせいか、恩恵だけ受けてただで済まそうというのはあまりに貧しい思想だと感じるのです。*3
余談で盛り上がってしまった...。
これだけいい噂を聞いて期待を高めて見て、なお、その期待以上の出来だというのはすごいよなあと思わずにはいられません。
[追記]
そういえばサントラが出ているようです。たしかに作中で流れた楽曲はどれも耳に残る曲ばかりで、今日も仕事中についつい口ずさんでしまいました。この映画を見たら絶対欲しくなるよなあ。
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