- 作者: 八幡紕芦史
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2007/10/16
- メディア: 新書
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本書は単にべき論で理屈を並べるだけではなく、仮説力を鍛えると何が出来るのかという事を一つのストーリーに沿って理解しやすい形で説明してくれます。やりたい事があってそれを確実に成し遂げたいと思うのであれば、まずは仮説力を鍛えるべきだという結論を自然と導き出してくれる本でした。300ページ近い厚さなので新書としては読み応えがありますが、あっという間に読みきってしまいました。
結局、本書が推奨する仮説力とは何かと言えば、PDCAのPであると言えます。この点について言えば正直目新しさは感じませんが、では具体的にそのPはどのように立てるべきかという具体的な方法論にまで踏み込んでいるのが非常に分かりやすいと感じた理由です。
私は「やってみなければわからない...」「動かしてみないと何とも...」といった言葉を今まで何度も吐き出してきました。たしかに最後の最後にはその極致となるのでしょうが、そこに至る前に成功の確率を上げられるように全力で努力したのかどうかと問われれば、決してそうではなかったと思います。
もっと考え、もっと検証し、そして行動にうつす。そういったローテーションの必要性を改めて認識出来たと感じています。