演技じゃない「室井」

秋田を生活拠点に移している柳葉敏郎さんが、asahi.comにて隔週でコラムを書かれています。今週は人気キャラの室井について裏話を含めて役者をしている中で感じたことなどが率直な言葉で表現されています。

2話目が終わったとき、「もうやっていけない。殉職させてくれ」とプロデューサーと脚本家に嘆願した。
 自分なりに室井を探りながら演じてきた。なのに、主役の青島刑事を演じる織田(裕二)君に「それ違うんじゃない」って言われてね。それで「ぶっちん」きましてね。そう言われてはやっていけない、もう責任を持ってできない、と思った。

http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000250707140001

あれだけの人気作品も、当初はこれだけの試行錯誤があったのかと知り、とても意外な気持ちになりました。ドラマは全然見てなかったので知らなかったのですが、最初からあの室井さんではなかったんですね。出演者達の思いがいろいろな形でぶつかりあって、今の形になったのだと思うと、どんな事でも自分の考えをまっすぐにぶつける事の大事さを感じずにはいられません。織田さんが自分が感じた違和感をぶつけ、それと柳葉さんの気持ちが呼応しあって新しい関係が出来上がったわけです。逆にぶつけなかったらここまでの作品にはならなかったのかも知れないですよね。


今回の事に限らずですが、最近、私の中での柳葉さんの株がとても急上昇中です。秋田出身という点に親近感を感じているだけではないのですが、知れば知るほど魅力的な方だと思います。一度会ってお話してみたいな(妄想)。