- 作者: 乙一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/05/19
- メディア: 文庫
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ナツイチからのチョイスした乙一さんの短編集。ナツイチで乙一なんていうギャグが思いついたのですが、言わないでおきます。
この作品でとにかく印象的なのが「SEVEN ROOMS」
知りうる事実から導きだされる絶望的な未来。そしてそこから考えられる最も良い答えを選んだはずなのですが、どうもすっきりしないのです。そうした方がいいのは分かるんだけど...。これほど悶々とした気持ちになる作品はなかなかありません。今年の悶々賞を上げたいくらいもやもやしてます。
これ読んでからは怖くて夜は走れません。前は22時過ぎてても余裕で走りに行けましたが、最近は躊躇しちゃいます。俺は小学生か...。
ちなみに。
この作品の巻末には乙一さんと古屋兎丸さんの対談が載っていました。トイレの個室を使った掲示板の話や深夜ラジオの話はとても面白かったです。その感想は後ほど。