キャプテントキオ

http://www.captain-tokio.com/

200X年、大地震により東京都は壊滅的な打撃を受けた。日本政府は復興を断念し、法治国家から切り離され無法地帯と化した東京都には犯罪者が流入した。
が、同時に若者たちが集い、自由な発想で大人たちに支配されない新しい東京都を作っていった。
東京都で開催されるロックライブの噂を聞きつけて、映画好きのフルタとロック好きなニッタの高校生2人組が自転車に乗ってやってきた。が、あっという間に身包み剥がされ、乗せられたトラックが爆発炎上!撮影のためにバズーカ砲をぶっ放し、型破りな方法で映画を撮っている“映画屋”たちだった。無法地帯・東京の支配者、通称“都知事” はそんな映画屋たちを疎ましく思っていた。  
映画屋たちを手伝ううちに、フルタはめきめきと頭角を現し、映画監督を目指し脚本を書きはじめる。そのタイトルは東京を守るヒーロー『キャプテントキオ』。東京都のPR映画を製作し、本土から観光客を呼ぼうと画策していた都知事は、その脚本の存在を知り、フルタに映画を撮らせた。完成した映画はフルタが作ろうとしたものではなく全く違うものになっていた。
都知事に利用された事を知り怒るフルタ。都知事の報復で仲間を殺され怒る映画屋たち。
フルタと映画屋たちは都庁に乗り込んだ。
純粋な若者と狡猾な大人。信頼と裏切り。そしてフルタとニッタの友情は?

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=7436


公式サイトを見た方は分かると思いますが、完全にワルノリ路線で作ってしまったような映画です。個人的な嗜好と出演者・路線はベクトルとして全く被らないのですが、予告があまりに面白かったので見に行っちゃいました。


自転車に乗ってどこからか逃げてきたシーンから一転、北斗の拳のようなバイオレンスなシーンが出てきたりと始まりから終わりまでがまさにジェットコースターに乗っているような急展開の連続。正直最初の10分はついていけないのと面白くないので、帰ろうかと散々迷いました。
ただ、ある程度全体像が見えてくると随所に出てくる笑いどころが面白くて楽しめました。
きっとマニアックなツボでもっと笑えるところがあるんでしょうが、さすがにそこまでは分かりませんでした。でもまぁ全体としては悪くないんではないかと。少なくとも見ながら3,4回大声出して笑っちゃうくらいは面白い場面があったし、満足してます。
(今日は私一人しか客が居なかったというのもノビノビ見れた理由なんですが...)


後半、結構悲しいシーンなどが続いてどうしたものかと思ってしまったのですがそこらへんの一貫性の無さは他の作品では味わえない
悶々とした気持ちにさせてくれます。
映像や音楽、台詞回しなどいい具合にB級路線で楽しめました。見始め10分で見切りをつけなくて良かったかな。


改めて調べてみると公開範囲が結構狭いのね。関東近辺だけなんだ。北九州で撮影したらしいけど、九州じゃやらないのかね。