ロボコン

http://www.toho.co.jp/movie-press/robocon_press/welcome-j.html

「世界の中心で愛を叫ぶ」が私にとって長澤まさみさんを初めて見る事になる作品でした。あの作品では、テープから流れる彼女の声がとても強烈で今でも思い出そうとすれば簡単に思い出せるくらい記憶に残っています。何だか本当に可哀想で、出来れば彼女の元気な演技も見て見たいと当時は思っていました。で、その時にいろいろ調べて過去の出演作で面白そうな作品として見つかったのがこのロボコンでした。結局、大した熱意でもなかったせいか見る機会もなく今に至っていたのを思い出しのたでレンタルしてみました。


前置き長いなぁ...おれ。


http://www.eigaseikatu.com/title/s-3825より抜粋

里美(長澤まさみ)は、「めんどくさい」が口癖の高等専門学生。居残り確実の里美に、担任が提案した引換条件は、第2ロボット部に入ってコンテストに出場すること。メンバーは、エリート軍団の第1ロボット部からはみだした3人。気弱で統率力のない四谷部長(伊藤淳史)、協調性ゼロの天才設計者、相田(小栗旬)、技術はピカイチでもユーレイ部員の竹内(塚本高史)。嫌々参加したはずの里美だが、試合に負けても気にしない部員たちを見て、根っからの負けず嫌いに火がついた!

ロボコンロボットコンテストは、全国に62校ある高等専門学生にとって、華やかな戦いのフィールド。スポ根と言ったって、なにも体力ばかりが主役じゃない! 見た目はちょっぴり地味だけど、頭脳と器用さを使って機械に情熱を燃やす姿は、やっぱり熱いドラマなのだ! そんな青春映画が『ロボコン』。デビュー以来、瑞々しい物語をストレートに語ってきた古厩智之監督が、何かをやり遂げることの素晴らしさを真っ直ぐに謳ってくれる爽やかな作品。

まずは、こんな競技があったの? と驚き、優勝を目指して日夜アイデアを膨らませる学生たちの存在に驚かされる。そんな高専の学生たちを代表し、ロボコンに挑戦する第2ロボット部員を演じるのは、テレビに映画に活躍中の若手俳優たち。それぞれの持ち味を存分に活かした自由で素直な演技がキラキラと輝いて、「これが青春だ!」と素直に笑えるはず。


深夜、NHKにチャンネルを回すとロボコンを放送している記憶がありますがこの作品はまさにそのロボコンを舞台にした作品。日々、ロボットにどういう動作をさせるのか、またそれをどう実現するのかについて悩んで悩んで答えを見つけていく過程に、学生時代の醍醐味を感じました。
そういった良い印象は残しつつ、全体的に不満の多い作品です。


まず第一に予選であれだけ惨敗したにも関わらず本選に残ってしまう理不尽さ。あれだけいいとこ無しで負けたら普通は特別枠に残るなんてありえないでしょ。もちろん現実をそのまま重ね合わせるのはどうかと思いますが、嘘をつくならもっとうまく付いて欲しかったです。正直これだけでもかなり興ざめでした。


そしてそこが気になってからは相田(小栗旬)が天才だとか竹内(塚本高史)が器用だとか、どうもそうとは素直に思えない設定が目白押し。


そんで最後には優勝しちゃったのが駄目押しでした。もちろんみんなが精一杯努力をしたというのは作品を見ていて伝わってきましたが、それでも全国優勝ってそんなに安っぽいもんじゃないと思うんですよね。ホントこれは譲れないとこです。


悪い作品ではない(むしろよく出来た作品だと思いますが)と思いつつ、また見たいとは全く思わない作品でした。何か全てがギクシャク不自然なんですよね。作られた感がにじみ出てるのがどうも苦手のようです。


この作品で一番懐かしかったのが鈴木一真。高校生から大学入学当初、モデルとしても活躍してた彼の容姿にとにかく憧れていました。
調べてみると「天使の卵」とか「バックダンサーズ!」といった最近の作品にもバンバン出てるんですね。全然知りませんでした。そうと知ってれば絶対に「天使の卵」見に行ったのになぁ。
最近テレビではめっきり見かけなったと思っていましたが、どうも見ていなかったのは私だけで結構ドラマにも出てるんですね。この作品では大した役柄ではない上に演技も微妙でしたが、久しぶりに彼の姿を追ってみたくなりました。