久夛良木氏を見放したソニーの迷走

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20061110/113488/?P=1

日々、PS3ネタで恐縮ですが面白い記事だったのでコメント。

これらの要素を考え合わせれば、PS3をゲーム機として捉えると、SCEが収益を稼ぎ出すまでに、少なくともPS2よりも長い時間がかかるのはほぼ確実に思える。巨額の投資資金を調達するために発行した2500億円の転換社債の償還が2008年12月に迫っているソニーにとって、憂慮すべき事態のはずである。にもかかわらず、ソニーは当初の構想から離れ、「cell」と久夛良木氏を半ば見捨てて、彼らをゲームビジネスという狭い領域に封じ込めるような態度を取り続けている。その経営判断のツケは将来、ソニー自身が払うことになるかもしれない。

たしかにゲーム機単体としてではなく、BD搭載の面白そうな機械として考えれば今以上の値ごろ感は演出出来たような気がします。ですが、今や黒歴史になりつつあるPSXもそうですが

「これは単なるゲーム機ではない、もっとすごいんだ!!」

という事を具体的にかつ分かりやすく伝えなければ、それは単なるゲーム機以下にしかならないんですよね。高価でいいものが売れる時代とは言え、高けりゃいいってもんでもありません。BDもUMDのような道を歩むことがなければいいのですが、それはこれからの努力しだいでしょう。
がんばれSCE!!