秋田県仙北市で開催された第35回田沢湖マラソンに参加してきました

秋田県仙北市で開催された第35回田沢湖ラソンに参加してきました。

前回参加した4年前と同じ20kmコースに参加してきました。

結果


手元の時計で測ったネットタイムです。



(サマリー[10km])

距離 タイム 累計タイム
-10km 47:11(4:43/km) 00:47:11
-20km 51:27(5:09/km) 01:39:38
タイム種別 タイム
グロスタイム 1時間39分37秒
ネットタイム 1時間39分34秒
平均ストライド(m) 平均ピッチ(歩/分)
1.06[m] 190[歩/分]


合計:20km/01:39:38(4分59秒/km)


男子総合では861人中99位、男子陸連の部では17人中11位でした。


コースの情報

コースと高低差図です。


コース図


高低差図


緩くアップダウンを繰り返していてフラットなところが少ないコースです。13kmを過ぎたあたりにちょっときつめの坂がありますが厳しいアップダウンはそこくらいです。

スタート前

今回は会場に近くて目の前からシャトルバスが出るホテルに泊まったのでかなり朝はゆっくりできました。
20kmのスタートは10:00でしたが、抗原検査の結果を8:30までに出さないといけなかったので8:00前にはバスに乗って会場へと向かいました。検査結果を提出したらあとはずっと暇だったので会場をぶらぶらしたり軽くジョグをしたりして時間をつぶしました。

9:40くらいにはジョグも終わったので軽く給水をしてからスタート地点へと移動し、陸連登録の部のところに並んで10:00から走ってきました。

スタート

予定どおり10時にスタート。今回も一番前のブロックである陸連登録の部からスタートしたのでスタートロスは3秒程度とかなり短めでした。快適。

走りだすとすぐに後ろにいた人たちにバンバン追い越されたのですがそれに引っ張られないようにペースに気を付けながら走りだしました。
田沢湖ラソンの20kmコースを走るのは今回が2回目ですが、前回走ったとき(4年前)の記憶は結構残っていたのでそれを頼りにある程度は走るペースを考えていました。緩くアップダウンを繰り返す前半は無理をせずに4'30/kmくらいで走り、13km付近に大きな上りがある後半は多少ペースが落ちるだろうけどなるべく4'30/kmを維持するつもりでした。とは言え、これだけアップダウンが多いコースだといちいちGARMINを見ながらペースメイクを続けるのは難しそうだったので最初の1kmで4'30/kmのペースを確認してそれでいけそうならあとはそれを維持し、無理そうなら無理のないペースまでペースダウンして走ろうと思っていました。

とりあえず1kmを過ぎたところでペースを確認すると4'22でした。1kmまではかなり余裕をもって走れていたのでこのペースで行こうと決めてあとは時計を見ずに走ることにしました。

コースは記憶にあったとおり常に上っては下ってを繰り返していたのですがひとつ気になったのは気温でした。
前日から天候が良くて気温は高めでしたが、大会当日も朝から結構気温が高かったし日差しもかなり強くてジョグをしながらかなり汗をかいていました。何度くらいあるんだろう?とジョグをしながら考えていたらちょうど会場でアナウンスがあり、9:30の時点で既に29度近くまで上がっていると言っていました。スタートの10:00の時点ではさらに気温も上がるだろうしこれはかなり厳しいな...と思っていたのですが、1kmを過ぎたあたりでその予感が的中していることに気付き始めました。

田沢湖湖畔はわりと木々が多いので木陰が続くとかなり暑さは和らぐのですが、いったん日差しにさらされ始めるとその暑さにびっくりします。

スタート直後からすごくいいペースで走っている人がいたのでその人をペースの目安にしていたのですが、2kmを過ぎたあたりから急に離され始めて一気に置いていかれてしまいました。最初はその人がペースを上げたのかと思ったのですがどんどん後ろからも追い越され始めたところで自分のペースが落ちていることに気付きました。自分ではペースを維持しているつもりなのでそれ以上出力を上げたくなかったし、何よりもまだスタート直後ということもあってそのリスクはとれませんでした。落ちたペースを確認するのも怖かったのでとりあえずいま保てるペースをひたすら守り続けることにしてひたすら走り続けました。

ペースが落ちたことで気落ちしたのかちょっと投げやりな気持ちになってきたので、ゴールまでの長い道のりを想像せずにまずは半分の10kmを目標に走ることにしました。
車を停めたりする場所も限られているので沿道で応援してくれている人はそこまで多くなかったのですが、スタッフやボランティアの方々はたくさんいてサポートしていただいたのでみなさんにお礼を言いながら走りました。こんな暑い日に屋外であれこれ支援していただけるのはほんとうにありがたかったです。自分は好き好んで走っているわけなので暑くて大変とか言ってる場合ではありませんでした(笑)

10km地点は有名なたつこ姫の像がある場所なんですがそこが10kmコースのスタート地点でもあります。
10km地点を過ぎて少し走ると給水所があったのですがここで初めて立ち止まって給水をとることにしました。10kmを当初の目標にしたことでここまで何とかペースを維持できていましたが、10kmを過ぎたことでこの時点で最後まで歩かずに走ろうという気持ちはなくなっていました...。

給水所で水を2つ受け取ってから走路の端に寄ってゆっくりと給水を取っていたのですが、ちょうどその横で梅干しを配っているおばあちゃんがいました。立ち止まって水を飲んでいる自分を見たばあちゃんが「こいどごけば元気出るや(訳:これを食べると元気出るよ?)」と話しかけてきました。思わず「けばはしらねぐなるがらいっす(訳:食べると走れなくなるからいいです)」と普通に秋田弁で返してしまいました。もう秋田弁なんてしばらく話してなかったのでだいぶ忘れていると思っていたのですが、ひさしぶりに手加減のない秋田弁を聞いたことで自然と訛ってしまいました。まだまだいけるな。その後も自作の梅干しをどうしても食べさせたいばあちゃんから「はしらいねぐなるごどだっけね。け。(訳:走れなくなるなんてことはありません。食べれ。)」と迫られるも「なんも。ほんとはしらないねぐなるて。(訳:いやいや、ほんとうに走れなくなるんですよ)」と返して二人で盛り上がってしまいました。「け(訳:食べて)」「い(訳:結構です)」と3回くらいやり取りしたところで今度はチョコをおすすめしてきたので笑いながらお礼を言って給水所をあとにしました。

給水所でのやり取りがとても楽しかったので気分はだいぶはれましたが、走り続けるのはどうしてもつらくて1kmおきくらいに少し立ち止まって休んでまた走るということを繰り返しました。暑さなのか脚の疲れなのか分からないのですが定期的に立ち止まって休まないと走れなくなってしまいました。「あー、もう無理」という言葉が何度も口に出てしまい、そのたびに立ち止まって自己嫌悪に陥っていました。あまりにつらくてもう走るのを止めようかなと何度も思ったのですが、沿道で応援してくれている人たちやスタッフ・ボランティアの方々を見かけるたびに自分はもっとがんばらないといけないなと気持ちを鼓舞して何とか走り続けました。走っては立ち止まり、立ち止まっては周囲からの応援に励まされてなんとか最後の給水所に到着。だいぶしんどかったのですがここでしっかりと給水できたおかげでかなり回復したので、ラスト1kmはスタート直後と同じくらいのペースまでペースアップ。そのおかげでなんとか100分以内のタイムでゴールしました。


つらかったけど無事ゴールできてよかった...。

まとめ


# 完走後に食べたババヘラアイス

フルマラソンですらここまで何度も立ち止まったり歩いたことはほとんどない(2014年の大田原と2015年の神戸、2018年の柏崎くらい?)と思うのでまさか20kmでここまでボロボロになるとは思ってませんでした。おそらく暑さが一番の敗因だと思いますが、それと同じくらいフィジカル・メンタルともに大幅に弱っているのも大きく影響していると感じています。3週間前に走ったあかぎ大沼もそうでしたが、つらいと感じるとすぐに諦めてしまうこのあきらめの良さはなんなんだろうと思ってしまいます。タイムや順位への執着がなくなっている、最後まで歩かずに走り通すことに価値を見出さなくなっているなどいろいろと以前との違いは思いつくのですが、それが何に起因した変化なのかは分かりません。分かっているのは以前ほど頑張ろうとしていないということだけです。タイムや順位に固執せずに楽しく走るというのもマラソン大会の楽しみ方としてはまったく間違ってないとは思うのですが、完走後の達成感を得たいがために大会で走っていたはずの自分がその道を選ぶことにはとても抵抗があります。

とは言え、できないものはできないで仕方ないので、これから繰り返し大会に参加していく中で以前のように自分が変わっていくのかそれとも考えを変えてマラソン大会への取り組み方を変えていくのか自分自身の気持ちを注視して観察していこうと思います。

そんなわけで結果はさんざんでしたが、田沢湖ラソン自体はほんとうに楽しかったし、この日、このコースを完走できたこと自体はとても嬉しく思っています。

田沢湖は日本一深い湖という点だけが取り上げられがちですが、景観もすごくよくて行くたびにその美しさに感動しています。

自宅からの距離的にも開催時期的にも毎年参加するというのはなかなか難しい大会ですが、また機会を作って参加したいです。

フルマラソンはほんとうにつらそうなので走るとしたらまた20kmがいいんですが、スタート地点まで観光船で運んでくれるという10kmもいいなと思っています。


(過去に参加した田沢湖ラソン(20km)の結果)

大会名 日付 タイム 前回差
第33回田沢湖ラソン 2018/09/16 1時間32分27秒 -
第35回田沢湖ラソン 2022/09/18 1時間39分47秒 +7分20秒


(関連リンク)

群馬県前橋市で開催された第41回あかぎ大沼・白樺マラソンに参加してきました


群馬県前橋市で開催された第41回あかぎ大沼・白樺マラソンに参加してきました。


www.akagimarathon.jp


今回は大沼4周(20km)コースに参加してきました。

結果


手元の時計で測ったネットタイムです。

(サマリー[5km])

距離 タイム 累計タイム
-5km 24:54(4:59/km) 00:24:54
-10km 25:31(5:06/km) 00:50:25
-15km 25:52(5:10/km) 01:16:17
-20km 25:43(5:08/km) 01:42:00
タイム種別 タイム
グロスタイム 1時間42分00秒
ネットタイム 1時間42分00秒
平均ストライド(m) 平均ピッチ(歩/分)
1.01[m] 196[歩/分]


合計:20km/01:42:00(5分12秒/km)


男子40-59歳で217人中71位でした。


結果の分析


まずはコースと高低差図です。


コース図


高低差図


赤城山の頂上にある周回5kmの大沼の周りを4周するコースです。高低差があるだろうとは思ってましたが想像以上のアップダウンでした。

スタート前

予定では8:10~受付で8:30スタートというのは知っていたので早めにホテルをあとにして会場には8:00前には到着しました。ところがなんだかんだしているうちにあっという間に8:20を過ぎてしまって受付に到着した時点で8:30を過ぎていました。
とりあえず受付を済ませてスタートに移動すると同じ時間にスタート予定の人たち(ゼッケンの色が同じ紫なので分かる)が2列になって並んでいました。どうやら8:30~スタートはスタートなんですが、2人ずつのウェーブスタートになっているらしくまだ全員が走りだしていなくて何とか間に合ったようでした。よかったー。とりあえず最後尾に並んでなんとか予定遅滞なくスタートを切ることができました。

気温は25度くらいでときどき小雨という悪くないコンディションでした。

スタート~ゴール

ウェーブスタートなので当然スタートロスはなく気持ちよく走りだすことができました。
いっしょにスタートした人とはペースが合わなくてすぐに一人旅になりましたが、前を走る人はたくさんいたのでそういう人たちの背中を追いかけながら走ることにしました。

周回5kmのコースは小刻みにアップダウンがあったのですが、基本的にテンポよく走れるくらいの気持ちのいいアップダウンだったのですごく走りやすく感じるところが多かったです。ただ、その中にあって厳しめの坂が2か所ありました。

ひとつめは赤城神社の手前から始まる坂でもうひとつは青木旅館を過ぎた先にある坂です。

ひとつめの坂は斜度はそこまで厳しすぎるというほどでもないのですがちょっと距離が長めなので上り切る直前くらいになると結構疲れ切ってしまって余裕がまったくなくなります。3周回目まではわりと余裕をもってのぼれたのですが最後の周回だけはもう呼吸が続かなくてふらふらでした。
ふたつめの坂は2段階になっていてどちらもそこそこ厳しい坂なのですが、とくに2段目が厳しくてほんとうにつらかったです。たぶんこの坂はキロ6分超えてた気がしますし、最後の周回は立ち止まってしまいました。めちゃくちゃつらかった...。ここを上り切ればスタート・ゴール地点までは下り基調なんですが直前のこの坂がきつすぎたせいでまったくペースを上げられなかった記憶しかありませんでした。

そんなすごくつらかった坂が印象的なコースなんですが、3km-4kmあたりの大沼が良く見えるところはほんとうに眺めはすばらしくてひさしぶりに自然の景観を見て感動しちゃいました。スマートフォンは持って走ってたので写真を撮りたかったのですが気持ちと心肺に余裕がなくて撮れませんでした。


というわけでそんなコースを4周回してきました。

1周目はコースの様子見がてらかなり軽めに走ったのですが、走りだして1kmくらいであまりタイムはよくなさそうだなという予感はしたものの無理にペースを上げなくても95分くらいで走れるんじゃないかと思って走っていました。ところが2つめの坂で一気に体力と脚を削られてしまいゲームオーバー。あと3回もこの坂をのぼらないといけないのか...と1周目にして心をへし折られました。かんぜんに榛名湖のときと同じパターンです(笑)

2周目はずっと2つめの坂のことばかりを考えながら走りました。あそこをどうやって走ればいいのかだけを考えながら走っていたのですが、結局いいアイディアは何もわいてこなくて1周目と同様にボロボロにされてしまいました。坂道を走り切れずに思いっきりペースを落としてしまったときの敗北感...。

3周目に入ったあたりから速い人にバンバン抜かれることが増えたのですがこんな坂なのにあんなに速く走れるの?と思う人ばかりでびっくりしました。2つめの坂のことを考えながら走っていると3km付近で30分遅れでスタートした(20kmの別の組でした)弟を見かけたので声を掛けました。弟はまだ2周目でしたがだいぶ疲れがたまっていてかなりつらそうでした。普段は坂道なんて走ってなさそうなのでこういうコースはたぶんめちゃくちゃ苦手だと思うんですが、そもそもここで走りたいと言い出したのは弟なので「ちゃんと完走しろよ!」と言い残して先に進むことにしました。そんな偉そうなことを言っておきながら2つめの坂ではまたもや大幅にペースダウンをしちゃいました。

そして念願のラスト4周目。またあの坂を上らないといけないのか...という絶望的な気持ちをこれでおしまいだ!というたかぶる気持ちで相殺して自分を奮い立たせて走ってきました。最後の坂でついに立ち止まってしまいましたが、沿道で応援してくれてる人たちやスタッフの方々にお礼を言いながら気持ちよく最後の周回を走ってきました。


まとめ

走り終えた瞬間は達成感でいっぱいでしたが呼吸が落ち着くにつれてあまりのタイムのひどさにちょっと落ち込んでしまいました。20kmのレースは過去に3回しか走ったことがないのですがどれも厳しいコースでタイムはまったくよくないのですが、そのよくないタイムの中でもダントツでワーストのタイムでした。4年前に故障明けにろくに距離も踏めないまま走った田沢湖よりも10分遅かったのはさすがにショックでした。ちゃんと練習してないので当然の結果とは言え自分的にはかなり残念な結果になってしまいましたが、弟も3周終えたところでリタイアということでこちらも残念な結果となってしまいました。兄弟そろって...。

弟からは「1年練習するから来年リベンジしたい」みたいなことを言われたのですが、自分はもう来年はいいかな...w


そんなわけでトータルでは残念な結果となってしまいましたが、大会自体は非常によくて楽しかったです。
気温が低いから走りやすいし風景もいいし参加者も少ないから走りやすいし全体的にはかなりよかったと思います。会場が山の上にあるので移動が大変だとか(朝からものすごい山道を運転するのはつらい)、駐車場があまり多くないので停めるのが大変とか朝早いから起きるのがつらいとかいろいろとありますが、それらを乗り越えてでも参加する価値は十分ある大会だと思います。もし万が一来年も参加することになるのであれば、コース沿線にあった青木旅館に前泊して参加しようと思います。

というわけでマラソン大会自体もよかった(結果以外)のですが、弟と二人で泊りがけでどこかに出かけるというのもすごく新鮮で楽しかったです。
こういうお出かけはひさしぶり...と書こうと思って気付いたのですが、弟と二人で泊りがけで出かけるのって実は今回が初めてだったような気がします。栃木に遊びにきて自分の家族といっしょにどこかに行ったりすることは何度かありましたが二人で泊りがけでどこかに行くというのは今までなかったと思います。マラソン大会に参加するという趣味でもなければこういう機会もなかったのかも知れないなと思うと走ってよかったなーとひさしぶりに思ったのでした。

とても楽しい2日間だったし思い出に残る大会でした。


(過去に参加した20kmマラソンの結果)

大会名 日付 タイム 前回差
第27回しろいし蔵王高原ラソン 2013/09/15 1時間35分13秒 -
第35回甘楽さくらマラソン 2018/04/15 1時間26分28秒 -8分45秒
第33回田沢湖ラソン 2018/09/16 1時間32分27秒 +5分59秒
第41回あかぎ大沼・白樺マラソン 2022/08/28 1時間42分00秒 +9分33秒


(関連リンク)

秋田県仙北市で開催された第33回田沢湖マラソンに参加してきました


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秋田県仙北市で開催された第33回田沢湖ラソンに参加してきました。


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秋田県内唯一のフルマラソンとして有名な大会ですが、今回は20kmコースに参加してきました。


結果


手元の時計で測ったネットタイムです。


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(サマリー[10km])

距離 タイム 累計タイム
-10km 45:41(4:34/km) 00:45:41
-20km 46:36(4:39/km) 01:32:27
タイム種別 タイム
グロスタイム 1時間32分27秒
ネットタイム 1時間32分15秒
平均ストライド(m) 平均ピッチ(歩/分)
1.09[m] 199[歩/分]


合計:20km/01:32:27(4分37秒/km)



総合では1269人中87位、男子陸連の部では28人中16位でした。



結果の分析


まずはコースと高低差図です。


コース図

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高低差図

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スタート前

スタートの30分前まで会場をぶらぶらしていたのですが、さすがに少しは体を動かしておきたくてジョグをしにいきました。
とりあえず体を温めることだけを目的に走りたかったので、人のいない方向へ向かって6'00/kmくらいで走りました。この時点ではこのペースでもかなり足が重くて、「今日は20kmも走れるのか...」と不安になりながら20分ほど走りました。


スタート10分前にスタート地点へと戻り、陸連登録の部のブロックへと並びました。

スタート


予定どおり10時にスタート。
今回は一番前のブロックである陸連登録の部からスタートしましたが、それでもスタートロスは12秒でした。


スタートしてすぐのところに両親や妻や子どもたちがいたので手を振って走り出しました。
走り出して1kmくらいは追い越されるのが7割、追い越すのが3割という感じでしたが、1kmも過ぎると前後のペースも安定してきて追い越したり追い越されたりということもほとんどなくなりました。


走り出す前から「もしかしたら...」と思っていたのですが、1km地点まで走ったところで20kmコース用の距離表記がなさそうだということに気付きました。フルマラソン用の距離表記が1kmごとにあったのは事前にジョグをしていて知っていましたが、あれを見たときから何となく20kmの距離表記はないんじゃないかと思っていました。距離表記がたくさん並んでいると見にくいし、そもそもそんなにたくさん並べるのもめんどくさいでしょうしね....。ある意味では予定どおりではありましたが、正確な距離がつかみにくいことが分かって少しがっかりしました。


とは言え、フルマラソンの距離表記があれば大体どのくらいなのかというのはわかるのでそれを参考に走ることにしました。


さて。
4月にアキレス腱を怪我してからは長い距離を走ることができず、20kmを超える距離を走ったのは2回しかありません。しかも走った2回ともペースはジョグペースだったので、今回のように大会で20kmを走るというのは未知の世界でした。たった20kmとは言え、いまはこの20kmという距離を最後まで走り切れるという自信はぜんぜんなかったので「20kmを走り切る」ことを目標に据えるのは不安がありました。

そのため、まずは20kmコースのスタートの対岸に位置している10kmコースのスタート地点を目指すことを当面の目標に掲げました。10kmのスタート地点は20kmコースの10km地点にあたるので、まずは半分走ることを目指すという意味でもちょうどいい目標です。



コースは湖を周回する大会らしく、フラットなところのないアップダウンを繰り返す感じのコースです。斜度1,2%くらいの緩い上りを上り切ったら今度は上った分だけゆっくりと下るという感じでしてきついと感じるほどではありませんでした。上りと下りともにとても緩やかだったのでアップダウンがストレスになることはなく、ペースのリズム作りにちょうどいいなという印象をうけました。


ひとまず最初の5kmは呼吸を整うまでは無理をしないように走ろうとしたのですが、やはり周囲のペースに引きずられたのか気付くとペースが上がってしまいすぐに呼吸が上がってしまいました。呼吸がつらくなったらペースを落としていたのですが、どうしてもすぐにペースが乱れてしまいます。体が温まるまでは5'00/kmでいこうと思っていたので、最初の10kmはそのくらいで走るつもりでしたがまったくそのペースは守れませんでした。


普段の練習よりも速いペースで走ったせいか、5km地点を過ぎる前から右のアキレス腱に違和感が出始め、ふくらはぎが張り出しました。
残り15kmもアップダウンが続くことを考えると、もうこれ以上の無理はできません。体が温まる前にレースを楽しむ時間は終わってしまいました...。

そこからはひたすらペースを落とさないことを意識して走り続けます。
幸い10kmまでは厳しいアップダウンもなかったため、ペースを維持するだけであればそこまで苦労せずに走り続けることができました。


10km地点は10kmコースのスタート地点なのでこれはとてもわかりやすかったです。
やっと10kmに到着したのでこれで当初立てた最低限の目標はクリア!ということで、ここからは脚の様子を見ながら無理のない範囲で上げてみます。でも少し上げるとすぐ脚が痛くなるので、結局ペースを維持するのが精いっぱいでした。


そして13km地点を過ぎて少し走るとこのコース最大の難関が出てきました。


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こいつです。


フルマラソンだと36kmくらい、10kmだと3.5kmくらいに出てくるこの坂は田沢湖ラソン最大の難所としてとても有名な坂です。
高低差は50mくらいなんですが、600m〜700mくらいで一気に上るのでかなり急な印象を受けます。ここ以外もずっとアップダウンばかりではありましたが、もう勢いが違うというかめちゃくちゃきつく感じられてここではかなりペースが落ちました。この区間はなんと5'00/kmペースをオーバーしてしまいました...。


それでもここで無理にペースを上げたり維持しようとしなかったおかげなのか、足の痛みのほうはそこまでひどくならなくてここから先も何とかペースも維持することができました。ただ、急坂で乱れた呼吸のほうはなかなか元に戻らなくてしばらくはぜーぜーいいながら走る羽目になりました。


その後もちょっと長くて斜度が少し厳しめの坂はありましたが何とか走り続けることができ、残り2kmのところまで到着。
スタート前のジョグで残り2km地点まで走っていたおかげでここからゴールまではおおよそ把握していたので、思い切ってラストスパートをかけてみました。脚の違和感もあったのでそこまでペースは上がりませんでしたが、それでもここまでずっとペースを上げるのを我慢して走ってきたのでそのうっぷんを晴らすつもりでできる限りペースを上げてゴールへと駆け込みました。


ゴールの直前には両親が立って応援してくれていたので、お礼を言いながら手を振ってゴール。
タイムは思っていたよりもずっとよくて、20kmのワーストタイムは更新せずに済みました。


まとめ

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最初にも書いたとおり、この大会は秋田県内では唯一のフルマラソンの大会ということで前から出てみたい大会のひとつでしたが、開催時期がとても微妙だったのでなかなか参加することができずにいました。時期が微妙という点については2つの理由があって、ひとつめの理由は前月8月に帰省で秋田に行ったばかりだということ、そしてもうひとつの理由は田沢湖ラソンの翌週は秋田100kmがあるということです。特に大きいのが最初の理由で、いくら地縁があるとは言っても600kmも離れた場所に2か月連続で行くのはさすがにどうなの?という思いもあってなかなか足を運べずにいました。


ただ、そうはいってもどうしても一度は出てみたい大会だったので今年は思い切って家族を誘って参加してみました。
参加してみた感想は別エントリーで既に書いたので詳しくは書きませんが、めちゃくちゃわたし好みの大会でしてめちゃくちゃよかったです。


田沢湖マラソンのよかったところ、改善してほしいところ


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この眺めがもう最高 of 最高じゃないですか?


コースはアップダウンもたくさんあって刺激満載で楽しいし、ゴール近くにお風呂があって走り終えたらすぐ入れたり、会場が観光地ど真ん中なのでランナー以外にもたくさんの人がいてめちゃくちゃ盛り上がっているのとかもう楽しいことだらけです。


さすがに来年もまた出ようとは言えませんが、次に参加するときはめちゃくちゃきついらしいフルマラソンに挑戦してみたいです。




(過去に参加した20kmマラソンの結果)

大会名 日付 タイム 前回差
第27回しろいし蔵王高原ラソン 2013/09/15 1時間35分13秒 -
第35回甘楽さくらマラソン 2018/04/15 1時間26分28秒 -8分45秒
第33回田沢湖ラソン 2018/09/16 1時間32分27秒 +5分59秒


(関連リンク)

群馬県甘楽町で開催された第35回甘楽さくらマラソンに参加してきました


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群馬県甘楽町で開催された第35回甘楽さくらマラソンに参加してきました。


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今回初参加ですが20kmコースに参加してきました。


結果


手元の時計で測ったネットタイムです。


5km、10kmごとのサマリーは以下のとおり。


(サマリー[5km])

距離 タイム(平均) 累計タイム
-5km 21:22(4:16/km) 00:21:22
10km 21:43(4:21/km) 00:43:05
15km 22:34(4:31/km) 01:05:39
20km 20:35(4:07/km) 01:26:14


(サマリー[10km])

距離 タイム 累計タイム
-10km 43:05(4:18/km) 00:43:05
-20km 43:09(4:19/km) 01:26:14
タイム種別 タイム
グロスタイム 1時間26分14秒
ネットタイム 1時間26分02秒
平均ストライド(m) 平均ピッチ(歩/分)
1.13[m] 201[歩/分]


合計:20km/01:26:14(4分19秒/km)



総合では388人中38位、男子40代では93人中11位でした。



結果の分析


まずはコースと高低差図です。


コース図


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高低差図


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スタート前


スタート前に少し走りたかったので空いてそうな道路を探しながらジョグをはじめました。
会場の周辺はどこも走れそうだったので風景のよさそうなほうに向かってのんびり6'00/kmくらいで500mくらい走ったところで向こう側からめちゃくちゃ速い人が走ってくるのが見えました。道路の反対側を走りながら見てみるとどうやら中学生3kmの人たちが走っているコースだったようでその先頭ランナーが走ってきていたのでした。ここコースなのか...。


小刻みにアップダウンのあるコースを颯爽とトップランナーが駆け抜け、50mほど遅れて後続のランナーが走っていきました。
道路の反対側を走りながら応援していたら数分で最終ランナーを見届けることになり、そのまま走っていたらあっという間に2kmほど走ってしまいました。今日走るのは20kmコースですが、アップジョグは5km以内におさめたかったので適当なところで折り返してスタート方面へと戻りました。


会場に戻るとスタート20分前だったので集合場所へ移動。
集合場所ではわりと前のほうに並べたのですが、10分前に集合場所からスタート地点に移動するタイミングでたくさんの人に抜かされて何だかんだと真ん中あたりに並ぶことになりました。タイムは狙ってなかったのでいいんですがちょっと悔しかったです(笑)


並んでいると日差しがとても強くてとても前日まで雨予報だったとは思えないくらいの暑さでした。周囲の人たちも「今日は雨が降ると思って暑さ対策何もしてない」とか「寒いと思って厚着してきた」なんて言ってたくらいでしたが、スタート3分前から急に曇って風が強く吹き始め、2分前になるとなんと雨まで降り始めました。


突然の風と雨に動揺するランナーたち(笑)


ざわざわと騒がしくなったところで予定の10時となったので10kmと20kmコースが同時にスタートしました。


スタート〜10km - 43:05 (4:18/km)


スタートロスはわりと長くて12秒。人数はそんなに多くなかったものの、走路がわりと狭かったのでなかなか進みませんでした。
スタートラインを切ったら競技場内を7割くらい回ってから場外へと抜けるのですが、この外に抜けるところもやや狭いうえに未舗装路になっていたためちょっと渋滞。このあたりは10kmと20kmを一緒に走っている以上は人数的にしょうがないかなという印象を受けました。


競技場を抜けて体育館の脇を通ってから急坂を下っていきます。
この大会はわりと高低差のあるコースだと聞いていたのですが、その中でもゴール直前の坂がきついというのは特に言われていました。ゴールがスタートと同じであるということは、つまり今さっき下ったこの坂が帰りは上りの急坂としてわたしを出迎えてくれるようです。距離にして200〜300mほどの短い坂ですが、斜度がかなりいい感じでしたしこれから20kmを走った後に歩かずに上れるかというとやや不安を覚えるくらいの坂でした。


と、ゴールするときのことを考えていてもしょうがないのでひとまずペースをつかむべき走り続けます。
スタート直後の急坂を下ってからも下り基調のコースが続くので走り出してしばらくは走りやすいと感じる時間が結構ありました。その空気が変わったのは1.5kmを過ぎたあたりだと思うのですが、気付くとコースは下りではなく上り基調になっていました。すごくきつい上りではないのですが確実に上りだと分かる程度には上っていましたし、おそろしいことに上りっぱなしでくだりに転じる気配がまったくありませんでした。


2kmを通過してもまだ下りになる気配はなく、3km、4kmと走っていってもずっと上りが続きます。
上りはすごくしんどかったのですが、3-4kmあたりは甘楽町の中でも特に美しい町並みの見られる区間でしたのでそれを眺めて元気を出して走り続けました。観光客なのか地元の方なのかわかりませんが、雨にも関わらず沿道ではたくさんの方々が応援してくれていてそれがすごく励みになりました。


4kmを過ぎて少し走ると大きく左折。
曲がる前は「あそこを曲がったら下りになるんじゃない?」と期待していたのですが、わたしの目に飛び込んできたのは嘘みたいな斜度の上り坂でした(笑)
それこそスタート直後の坂並みに強烈な上りでしたので目に入った瞬間思わず爆笑してしまいました。さすが群馬県だわ...。


ペースはやや落ちたものの強烈な上り坂を歩かずに上りきり、無事この山を乗り越えます。なんという満足感!
ここの坂を上りきるとやっと下り坂が登場してわたしを安堵させてくれました。これだけ上ったらそりゃ下るよね...。


そしてしばらく直進すると何となく見覚えのある風景が目に入ってきました。
実は6km地点の近辺はスタート前に走っていた場所でして、つまりスタートした場所の近くです。ここ見たことあるわー!と一人テンションを上げて走ってあっという間に6kmを通過。知ってる場所というだけで楽に走れるような気がします。


6kmを過ぎて300mほど走るとまたもや何となく長そうな上りが...。
ただ、ここのコースはほぼ10kmの周回コースになっていて20kmはそこを2周する*1ことを考えると、これ以上はそれほど上りはないだろうという期待に近い予想が立てられます。だって1周したら同じ場所に戻るということは、上った分は下らないといけないわけで残り4kmしかないことを考えるとそこまで長い上りがあるとは思えません。


というわけで、この坂もどうせすぐ終わるだろうと高をくくって走っていたらまたもやいい感じの坂が出てきました。今度は斜度はそこまで厳しくないのですが距離が結構長そうです。もー、なんでこんないい坂を何個も持ってるんだよ!と思わず笑ってしまいました。



なんとか坂を上りきり、下に転じてすぐのところに7km地点の表記がありました。
ここからの下りはこれまたなかなかいい下りでして、重力にしたがって走ると膝が死にそうな下り坂です。上りも下りもひどいな!


下りの途中で分岐があり、5km/10kmは左折、20kmは直進となります。
10kmと20kmは途中からコースが分かれるとは聞いていましたが、思っていたよりずいぶん早く分岐がきました。10kmの人たちについていかないように気を付けつつ、20kmの人たちも2周目は10kmと同じ方向に曲がるようなので間違えて2周目も直進しないよう心に刻みました。



ここからは下り基調でまっすぐな走りやすい道が続くので気持ちよく走っていたのたですが9.5kmくらいのところに変なものがあるのが目に入りました。
遠目にはなんだか分からなくてすごく気になったのでよく見てみたら金網のようなものにそこそこの大きさの目覚まし時計が貼り付けられていました。おそらく時計をもたずに走っているランナーに時間を教えてあげようという気遣いだと思うのですが、あえてタイムを知らないまま走ろうとしていた自分は思わず時間を確認することになってしまい、思わず「あぁ..」と声が出ちゃいました(笑)
気付いてすぐに目をそらしたのですが、10時42分くらいというのは分かってしまいました。大体4'30/kmくらいだからわりと予定どおりだな...ということで、タイムを知ってしまったので何となくやる気がそがれてしまいました(笑)


とは言え、まだまだ半分も走っていないし最後は急坂もあるのでここで気を抜くのは早すぎると反省しているうちに10km地点を通過しました。


10km〜ゴール - 43:09 (4:19/km)


10km地点を過ぎたら上信越道の下をくぐり、さらに直進します。
このあたりは下り基調だけどところどころ上りもあってわりとテンポよく走れる気持ちのいいコースでした。眺めもよかったしすごくよかったです。


11km,12kmと過ぎていくとなんとなく見覚えのある場所が出てきます。どうやら1周目と同じところを走り始めたようでしていよいよ本格的に2周目に入ったようです。

と、思っていたら1周目では曲がらなかったところを曲がってまたもや見たことのないコースへ。曲がってすぐが13km地点でした。
このあたりまではわりと元気に走ってきたのですが、ここからまた徐々に上り始めたためか少しずつ脚が重くなっているのを感じました。でもあと7kmだし大丈夫でしょと思って走っていたら、14km地点で脚が上がらなくなりました(笑)


前の週に走ったフルの疲れが抜けていなかったのか、もしくは前日に自転車で36km走った疲れが出たのか分かりませんがもう限界でした。
嘘みたいに脚が上がらなくなったのでペースはかなり落ちていたと思うのですが、いくらコースがきつくても20kmのロードレースで歩くのはさすがにどうかと思うので気持ちで走り続けます。


給水を多めに取ることでリフレッシュしながら走っていると15kmを過ぎたところで1周目のコースと合流しました。



ここから7.5kmまでは1周目と同じコースを走るわけでして、つまり6km〜7kmの坂も再度上ることになります。
初見では思わず笑ってしまった坂ですが、疲れ切って訪れた2周目も笑わずにはいられませんでした。近所にあったら毎週走りにきたいくらいの坂です。疲れ切った足にはめっちゃ堪えるな...と半笑いで坂を上ります。


この坂は途中で折り返しになっているので折り返したあたりで後続の様子を見ることができるのですが、見える範囲(400mくらい)にはまったくランナーがいませんでした。もし後続のランナーに追い越されそうになったら無理にペースを上げてしまいそうだったので、後ろに誰もいないということにとてもホッとしました。よかった...。


坂を上りきって少し下ったところが17km地点。そしてその先にある先ほど直進した交差点を今度は左折してゴールを目指します。
ここからはひたすら下り基調なのですが、前を走っていた人たちが一気にペースを上げたようでどんどん離されていきます。わたしもなんとか食い下がろうとしたのですが、足にまったく余裕がなくて思うようにペースが上がりません。最後に急坂があると思うとさすがに余力を残しておかないわけにもいかないので気付けば前には誰もいなくなってしまいました。


ここで困ったのは引き離されたことでコースが分からなくなってしまったことです。
ここまでは分岐のある部分にはスタッフの方が立っていてどちらに進むのか教えてくれたのですが、このあたりはまったくスタッフの方がいなくてところどころでどちらに進めばいいのかわからない場所がありました。


最初のうちは遠くにランナーが見えていたのでそちらに行けそうな道を選んで走っていたのですが、18kmを過ぎると前に誰も見えなくなってしまったのでどちらに進めばいいのかという情報がまったくなくなってしまったのです。せめてコースを示す看板があればいいのですがそれもなかったので、最後は「たぶんこっちだろう」という自分の勘を信じて走り続けました。いま思い返しても2箇所くらい間違ってもおかしくないところがあったので、ほんとうに運がよかったなと思っています(笑)


19kmを過ぎて少し走って左折するといよいよゴールのある競技場への急坂が出てきます。
ここは200mくらいしかない短い坂なんですが、斜度がきつくてほんとしんどかったです。あまりにつらくて上りきったところで競技場に曲がるのを忘れて直進しそうになるくらいへとへとでした。コースを直進しようとしたところで、スタッフ数名に「こっちじゃない!ここ曲がって!」と大声で教えてもらってハッとしました(笑)


あとは競技場を4分の3周してゴール。気付けばスタートのときに降っていた雨はすっかり上がっていました。


まとめ


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走る前からコースが厳しいとは聞いていましたが、大会会場のほのぼのとした雰囲気のせいですっかりそのことを忘れていました。油断させられた...。
ただ、うわさどおりの厳しいコースではありましたがいままで走ったアップダウンの厳しいコースに比べればまだまだ走りやすい部類に入る難易度だったと思います。季節的なものもあるのでそのまま比べることは難しいのですが、嬬恋キャベツや東和ロードレース、藤原湖や草木湖のほうが個人的にはきつかったし、このコースで途中で脚が終わってしまうというのはちょっと走力の低下を感じて悲しかったです。これから夏に向けてちゃんと走らないとですね。


と、結果はいまいちでしたが、大会自体の楽しさやよさについてはもうすばらしいの一言に尽きます。
今年は桜が早くに散ってしまったために葉桜が多く目立ちましたが、例年どおりであればかなりきれいな風景を眺めることができたと思います。そして桜はなかったけれど風景はほんとうにすばらしくて、たくさんの人におすすめしたくなるコースでした。


そしてこの大会一番の目玉はなんと言っても参加賞です。


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走る前から「参加賞は豪華だよ」と聞いていたのですが、ゴールで参加賞を受け取ったときにそのあまりの重さにびっくりしました。ただでさえ20kmを走ってへとへとなのにこの参加賞の重さ!!(笑)


帰宅してからあけてみたら実用性の高いものばかりが入っていて改めてびっくりしました。しばらくパスタには困ることはなそうです。


この大会については走り始めた当初から名前だけはよく目にして知っていて一度は出たいと思っていたのですが、4月は出たい大会が満載だし中旬以降にフルマラソンを走ることが多くてなかなか足を運ぶことができずにいました。今回もフルマラソン(小山)と60km(杉戸)の間の週ということでこの週くらいは大会の予定を入れずに休んだほうがいいんじゃないかと思ったりもしたのですが、でも行けるときに行っておかないと来年はどうなるのかわからないのでとりあえず行ってみましたが期待していた以上に素敵な大会でした。



会場の裏手には町の温泉施設があるので走り終えたらすぐに汗を流せるのもすごくありがたかったです。


コースも含めてほんとうに楽しい思い出ばかりの大会でしたのでまたいつか走りにきたいなと思うし、そのときも20kmコースに参加してあの坂を上りたいと思います。



(過去に参加した20kmマラソンの結果)

大会名 日付 タイム 前回差
第27回しろいし蔵王高原ラソン 2013/09/15 1時間35分13秒 -
第35回甘楽さくらマラソン 2018/04/15 1時間26分28秒 -8分45秒


(関連リンク)

*1:実際には7.5km〜は10kmと20kmは別の場所を走るのでまったく同じではなかったりします